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面接でよく聞かれる質問15選と、人事が見ている評価基準:一次・二次・最終面接で何が違うか

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この記事の答え

  • よく聞かれるのは自己紹介、志望動機、力を入れたこと、強みと弱み、入社後の希望の5系統。どれも「人柄」「熱意」「今後の可能性」⁠を確かめている
  • 企業が採用基準で重視する項目は人柄92.1%⁠、自社への熱意77.6%⁠、今後の可能性65.6%⁠の順(就職白書2018)
  • 本籍、家族、宗教、支持政党、尊敬する人物、愛読書などは、厚生労働省が「就職差別につながるおそれがある⁠」⁠とする質問。答えなくても選考の対象にはならないはずのもの

口コミや求人票ではわからないことは、会社に直接聞けます。まだ載っていない会社にも質問をリクエストできます。名前は会社に伝わりません。

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面接でよく聞かれる質問は、自己紹介、志望動機、学生時代に力を入れたこと(転職なら職務経歴と転職理由)⁠、強みと弱み、入社後にやりたいことの5つです。企業が採用基準で重視するのは「人柄」92.1%⁠、「自社への熱意」77.6%⁠、「今後の可能性」65.6%⁠で(就職白書2018)⁠、どの質問もこの3つ⁠を確かめています。

一次・二次・最終面接の違いは、聞かれる質問よりも、その答えで何を決めるかにあります。一次は人数を絞る段階、最終は入社する人を決める段階です。この記事では、調査と厚生労働省の資料をもとに、質問15個と、それぞれの段階で見られていることを説明します。

企業が採用基準で重視する項目ランキング

リクルート就職みらい研究所の就職白書2018は、企業に「採用基準で重視する項目」⁠を⁠、学生に「面接等でアピールした項目」⁠を聞いて並べています(複数回答、企業1,176社・学生1,825人⁠)⁠。項目ごとの数字まで公表ページで確かめられた中で、いちばん新しいのがこの回です。

順位 企業が重視する項目 企業 学生がアピール
1 人柄 92.1% 36.0%
2 自社/その企業への熱意 77.6% 19.1%
3 今後の可能性 65.6% 11.5%
4 性格適性検査の結果 41.8% 2.6%
5 基礎学力 38.4% 4.4%
6 能力適性検査の結果 32.9% 3.8%
7 アルバイト経験 21.1% 44.4%
8 大学/大学院で身につけた専門性 20.2% 19.4%
9 学部・学科/研究科 18.5% 18.1%
10 大学/大学院での成績 15.4% 9.1%

学生がいちばんアピールしていたのはアルバイト経験(44.4%)⁠で⁠、所属クラブ・サークル(32.6%)⁠が続きます。企業がアルバイト経験を重視する割合は21.1%です。アルバイトの話をするなとは書いてありません。読み取れるのは、企業はアルバイトの中身より、その話から見える人柄や、これから伸びるかを見ているということです。

経団連の2018年度 新卒採用に関するアンケート調査(会員企業597社が回答)でも、選考で特に重視した点は「コミュニケーション能力」82.4%⁠、「主体性」64.3%⁠、「チャレンジ精神」48.9%⁠、「協調性」47.0%⁠、「誠実性」43.4%⁠の順でした。経団連が2020年⁠に出した2021年度入社対象のアンケート⁠はコロナ禍の採用活動を聞いたもので、この設問は入っていません。

2つ⁠の調査とも、資格や学歴のように書類で分かるものより、話してみないと分からないものが上に来ています。面接はそれを確かめる場です。

面接でよく聞かれる質問15選

質問ごとに、上のランキングのどこを確かめているかを並べました。答え方の例ではなく、何を聞かれているのかを先につかむための表です。

質問 確かめていること
1 自己紹介をしてください 短くまとめて話せるか。人柄の第一印象
2 志望動機を教えてください 自社への熱意。ほかの会社でも言える話でないか
3 学生時代に力を入れたことは何ですか 人柄と今後の可能性。困ったときにどう動いたか
4 あなたの強みは何ですか 自分を言葉にできるか。仕事で使えるか
5 あなたの弱みは何ですか 自分を正直に見られるか。どう補っているか
6 チームで動いた経験はありますか 協調性。人と仕事を進めるときの役回り
7 失敗した経験と、そこから変えたことは 誠実さと、次にどう活かしたか
8 なぜこの業界を選んだのですか 業界への理解。志望の筋が通っているか
9 入社後にやりたいことは何ですか 今後の可能性。会社の仕事と合っているか
10 5年後、10年後の目標は何ですか 長く働くつもりか。会社で描ける将来か
11 ほかに受けている会社はどこですか 志望の軸がぶれていないか。入社の見込み
12 当社は第一志望ですか 入社の意思。内定を出したら来てくれるか
13 転勤や配属の希望はありますか 働く条件が合うか
14 最近気になったニュースは何ですか 社会への関心。仕事と結び付けて話せるか
15 最後に何か質問はありますか 熱意と、会社をどこまで調べたか

転職(中途採用)⁠の面接でよく聞かれる質問

転職の面接では、3の「学生時代に力を入れたこと」⁠の代わりに、仕事の経験を聞く質問が中心になります。

質問 確かめていること
これまでの職務経歴を説明してください 何をどこまで任されてきたか
仕事で成果を出した経験を教えてください 再現できる力か。自分の役割はどこか
なぜ今の会社を辞めるのですか 同じ理由でまた辞めないか
なぜ当社なのですか。今の会社ではできないのですか 転職理由と志望動機の筋が通っているか
入社後、どんな形で役に立てますか 即戦力として使える経験か
希望の年収と、入社できる時期を教えてください 条件が合うか

転職の理由は、前の会社の悪口ではなく、次の会社で何をしたいかにつなげて話すと、9と10の答えと筋がそろいます。「なぜ今の会社ではできないのか」⁠は答えに詰まりやすい質問なので、社内で試したことがあればそれも一緒に話せるようにしておきます。

15番の逆質問は、聞き方と例を逆質問の例と避けたい逆質問⁠にまとめました。

一次・二次・最終面接で、何が違うのか

面接の回数や面接官は会社ごとに違います。厚生労働省の公正な採用選考の基本は、企業に「あらかじめ質問項目や評価基準を決めておき、適性と能力に関係のない事項を尋ねない」⁠よ⁠う求めています。段階ごとに何を見るかは、会社の中で決まっているものです。

一般的な役割の違いを、表にまとめました。

段階 面接官の例 主に決めること よく出る質問
一次 人事、若手〜中堅の社員 次に進める人を絞る 1〜6。書類の中身の確認
二次 配属先の課長、部長 一緒に働けるか、仕事に合うか 7〜10。深掘りの質問
最終 役員、社長 入社してもらう人を決める 9〜12。入社の意思と将来

一次面接は、人数がいちばん多い段階です。聞かれたことに短く答えられるか、書類と話に食い違いがないか、話していて感じがいいか。人柄の入口を見られます。

二次面接では、同じ話をより深く聞かれます。「なぜそうしたのか」「ほかの方法はなかったか」⁠と続けて聞かれるのは、作った話ではないかを確かめるためでもあります。

最終面接では、入社の意思の比重が大きくなります。就職白書2025では、企業が採用予定数を100としたとき、内定を出した数は169.4⁠、辞退された数は83.5でした。出した内定の半分近くが辞退されている計算です。最終面接で第一志望かを聞かれるのは、この数字を考えると自然なことです。最終面接で何が確かめられているかは、最終面接で落ちる理由⁠で詳しく書いています。

一次面接の通過率は、何割くらいか

一次面接の通過率を、段階ごとに公表している公的な統計はありません。応募の数、会社の規模、採用する人数で大きく変わり、同じ会社でも年によって違います。「一次は〇割通る」⁠と言い切っている情報は、根拠を確かめてから読むのが安全です。

参考になる数字はあります。就職白書2025⁠によると、2025年卒の学生が各段階で関わった会社の平均は次のとおりでした(それぞれ、その段階を経験した学生の平均⁠)⁠。

段階 平均の社数
エントリーシートなどの書類を出す 12.39社
Webで面接を受ける 7.66社
対面で面接を受ける 5.31社
内々定・内定を取る 2.74社

平均をとった学生の数が段階ごとに違うので、割り算をして通過率にはできません。それでも、書類を出した会社の数に比べて、内定までたどり着く会社がずっと少ないことは分かります。

市場全体では、リクルートワークス研究所のワークス大卒求人倍率調査で、2027年卒の大卒求人倍率は1.62倍です。就職を希望する学生1人に対して1.62件⁠の求人がある計算で、1倍⁠を大きく上回っています。それでも、人気のある会社に応募が集まれば、その会社の面接の通過率は低くなります。

聞いてはいけない質問と、聞かれたときの対処

厚生労働省は、次のような適性と能力に関係のない事項を、応募書類に書かせたり面接で尋ねたりすることは「就職差別につながるおそれがある」⁠と⁠し⁠て⁠い⁠ま⁠す(公正な採用選考の基本)⁠。

分類 聞いてはいけない内容
本人に責任のないこと 本籍・出生地、家族(職業、続柄、健康、病歴、学歴、収入、資産など⁠)⁠、住宅の状況、生活環境・家庭環境
本来自由であるべきこと 宗教、支持政党、人生観・生活信条、尊敬する人物、思想、労働組合や社会運動、購読新聞・雑誌・愛読書

「尊敬する人物は?」⁠や「愛読書は?」⁠は⁠、面接の雑談でよく出そうな質問ですが、この一覧に入っています。厚生労働省は、採用基準にするつもりがなくても、知ってしまえば採否に影響してしまうので、そもそも把握しないように、と説明しています。

聞かれたときの対処は、次の順番が現実的です。

  1. その場で答えたくなければ、「それは選考に関係する質問でしょうか⁠」⁠と落ち着いて確かめる
  2. 答えた場合も答えなかった場合も、日時、面接官、質問の内容をメモしておく
  3. 大学のキャリアセンターか、新卒応援ハローワークに相談する

京都労働局は、就職活動をしている学生向けのページで、適性や能力に関係のない質問をされた場合は「公正な採用選考に係る連絡カード⁠」⁠で新卒応援ハローワークに相談するよう案内しています。転職の人も、ハローワークの窓口で相談できます。

面接でのセクハラも、企業が防ぐ対象になった

厚生労働省の若者雇用促進法のあらまし(若者向け)⁠は⁠、事業主が対応すべきこととして「求職活動等におけるセクシュアルハラスメントの防止のため、雇用管理上の措置を講ずること⁠」⁠を挙げ、2026年10月1日から適用としています。面接やOB・OG訪問で不快な言動を受けたら、我慢せずに大学やハローワークに伝えてください。

面接の前に、会社に確かめておけること

残業、休み、配属、評価のしかたなど、求人票では分からないことは、面接の前に調べておくと志望動機にも逆質問にも使えます。口コミだけでは分からないことは、会社に質問するからその会社に直接聞くこともできます。

よくある質問

面接でいちばんよく聞かれる質問は何ですか?

自己紹介、志望動機、学生時代に力を入れたことの3つは、どの段階でもほぼ聞かれます。転職なら、3つめが職務経歴と転職理由に替わります。1分⁠で話せる長さに整えておくと、ほかの質問への答えにも使い回せます。

面接での質問の答え方は?

最初の1文で結論を言い、そのあとに理由と具体的な出来事を1つ続けます。企業が採用基準で重視する上位は人柄、自社への熱意、今後の可能性(就職白書2018)なので、出来事の中で自分がどう考えて動いたかを話すと、その3つ⁠が伝わります。

一次面接で落とされるサインは?

面接の長さや面接官の反応で合否が分かる、という根拠のある調査は見当たりません。面接の時間や進め方は会社が決めていることが多く、短く終わっても通ることはあります。気にするなら、書類と話が食い違っていなかったか、聞かれたことに短く答えられたかを振り返ります。

中途採用のキラー質問とは?

決まった定義はありません。転職の面接で答えに詰まりやすいのは、たとえば「なぜ今の会社を辞めるのか」「なぜ当社なのか」「今の会社で同じことはできないのか」のような、転職理由の筋を確かめる質問です。転職理由を、次の会社でやりたいことにつなげて話せるようにしておきます。

一次面接の通過率はどのくらいですか?

段階ごとの通過率を公表している公的な統計はありません。会社や年、応募の数で大きく変わります。参考になる数字として、2025年卒の学生が対面で面接を受けた会社は平均5.31社⁠、内定を取った会社は平均2.74社でした(就職白書2025)⁠。

面接で家族のことや尊敬する人を聞かれたら、答えないといけませんか?

厚生労働省は、家族や尊敬する人物、愛読書などを聞くことは就職差別につながるおそれがあるとして、企業に聞かないよう求めています。答えに困ったら「選考に関係する質問でしょうか」⁠と確かめてかまいません。あとで大学のキャリアセンターやハローワークに相談できます。

気になる会社の「ホント」⁠を⁠、会社に聞いてみませんか。

残業、休み、評価のしかた、職場の雰囲気。求人票に書いていないことを質問すると、会社に回答をお願いして、届いた答えをこのサイトに載せます。まだ載っていない会社にもリクエストできます。無料で、名前やメールアドレスは会社に伝わりません。

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