会社に質問する無料・名前は会社に伝わりません

志望動機の書き方と例文9選:新卒・転職・職種別に会社を選んだ理由を伝える

・ナギサコーポレーション(運営)

この記事の答え

  • 志望動機は、その会社を選んだ事実、自分の経験や軸、入社後にやることをつなげる
  • 例文の会社の制度や仕事内容は、そのまま使わない。応募先で確かめた内容と自分の経験に置き換える
  • 成長したい、理念に共感しただけで終わらず、どの仕事をどう進めたいかまで書く

口コミや求人票ではわからないことは、会社に直接聞けます。まだ載っていない会社にも質問をリクエストできます。名前は会社に伝わりません。

気になる会社に質問をリクエストする

志望動機は、「その会社を選んだ事実」「自分の経験・軸」「入社後にやること」⁠をつなげて書きます。会社のよさを褒めるだけでは、自分が応募する理由になりません。企業研究で確かめた仕事の中身と、自分がやってきたこと、これから担当したいことがつながれば、特別な実績がなくても書けます。

先に求人票の仕事内容を読み、気になる業務を拾います。その仕事を選ぶ理由になる経験を思い出してから文章にします。例文を探して空欄を埋めるより、自分の言葉で説明しやすくなります。

志望動機とは:会社を選んだ理由を仕事につなげる文章

志望動機で伝えるのは、「なぜこの会社のこの仕事に応募したのか」⁠で⁠す⁠。業界に興味を持ったきっかけだけでは、同じ業界のどの会社にも出せる文章になります。会社の理念だけを書いても、担当する仕事が見えません。

たとえば、メーカーに興味を持った理由が「ものづくりに関わりたい」⁠で⁠も⁠、応募先の仕事は開発、製造、品質管理、営業などに分かれます。どの仕事を通して関わりたいのかまで言うと、応募する求人と結びつきます。

厚生労働省の「公正な採用選考の基本」⁠は⁠、本人の適性や能力に基づく採用選考の考え方を示しています。志望動機でも、家族や出身地の事情を詳しく語るより、自分の経験と応募する仕事のつながりを説明します。

志望動機と自己PRの違い

自己PRは、自分が何をできるかを中心に伝えます。志望動機は、その力をなぜ応募先の仕事で使いたいかを中心に伝えます。同じ経験を使っても、話の着地点が変わります。

項目 中心になる問い 書く内容
自己PR 自分は何ができるか 強み、その根拠になる行動や経験
志望動機 なぜこの会社の仕事か 応募先の事実、経験とのつながり、入社後の仕事
転職理由 なぜ今の職場を離れるか 合わなかった事実と、次に求める条件

自己PRと同じ経験を使うなら、志望動機では経験の説明を短くし、応募先との接点を厚くします。別の話を無理に探して、事実を増やす必要はありません。

書き方は、会社の事実・自分の経験・入社後の仕事

これは公的な選考基準や採点表ではなく、文章を組み立てるための型です。順番を整える前に、材料をそろえます。

材料 書くこと 確かめる場所
その会社を選んだ事実 担当業務、扱う商品、顧客、仕事の進め方 求人票、採用ページ、説明会
自分の経験・軸 自分が行ったこと、続けたい仕事、譲れない条件 学業や仕事の振り返り
入社後にやること どの業務で経験を使い、何から覚えるか 求人票、面接での回答

会社の事実は、読み直せる情報から拾う

「業界をリードしている」「風通しがよい」などの評価だけでは、何を見てそう思ったのかが伝わりません。扱う商品、取引の相手、採用する職種の業務範囲など、確認できる事実を拾います。

社員の紹介記事を読んだなら、どんな仕事に関心を持ったかを書きます。紹介されていた人の働き方を、自分にも必ず適用される条件として書かないことです。配属先や募集区分が違うなら確認します。

採用ページと求人票が食い違うときは、書きやすいほうを選ばず会社に聞きます。情報を探す順番は企業研究のやり方⁠でまとめています。

経験は、自分が動いた部分を残す

成果の大きさだけで選ぶと、説明しにくい経験を使いがちです。何に困り、自分が何を変えたかを思い出します。目立つ表彰や大きな売上がなくても、確認の手順を変えたこと、相手の話を聞き直したことは仕事の説明になります。

チームの成果なら、自分が担当した範囲を分けます。他の人が行った改善を、自分がすべて進めたように書いてはいけません。数字の記録がない成果を、割合や金額で飾る必要もありません。

入社後は、募集されている業務から書く

将来の目標を書くときも、最初に担当する仕事につなげます。募集は事務なのに新規事業を立ち上げたい話だけをすると、今の求人で働く理由が薄くなります。

未経験なら、何を教わりたいかだけでなく、今の経験をどこで使い、足りないことをどう覚えるかを書きます。経験者なら、前職と同じやり方がそのまま通ると決めず、応募先の手順を理解する姿勢を添えます。

新卒・転職・業界別の志望動機の例文9選

以下は、書き方を示すために作った例文です。実在する会社の制度や実績、採用された人の発言を引用したものではありません。会社側の説明も自分の経験も、実際に確かめた内容へ置き換えます。経験していない出来事は使いません。

新卒:学業の経験を仕事につなげる

採用ページで、製品の設計だけでなく、使う現場の要望を聞いて改善する仕事があると知り、志望しました。授業の制作課題では、使う人に試してもらい、説明がなくても操作できる形に直しました。この経験から、作って終わりにせず、使われ方まで確かめる仕事をしたいと考えています。入社後は製品と現場の知識を身につけ、利用者の声を改善につなぐ業務に取り組みたいです。

使う前に、現場の要望を聞く業務が今回の募集に含まれるかを確かめます。興味を持った仕事が別職種の説明なら、募集職種に合わせて書き直します。

学業の専門分野と業界が違っていても、何を調べ、どんな手順で考えたかは伝えられます。専門が同じように見せるより、仕事に使える行動を拾います。

新卒:アルバイトでの経験を使う

求人票に、来店した方の用途を聞いて商品を提案する仕事とあり、応募しました。アルバイトでは、商品名だけで案内すると希望とずれることがあり、使う場面を先に聞くようにしました。相手の話から必要なものを考える仕事を続けたいです。入社後は商品知識を覚え、用途に合う提案ができる販売担当を目指します。

接客をした事実だけでなく、接客のやり方をどう変えたかを残しています。応募先の販売方法が、相談を受けて提案する形なのかも確認します。

アルバイト先の商品名や利用者の個人情報は不要です。行動がわかる範囲までにとどめ、相手が何を購入したかを細かく書きすぎないようにします。

転職:同じ職種で経験を生かす

求人票で、既存のお客様への提案から導入後の対応まで担当すると読み、志望しました。前職では法人のお客様から相談を受け、社内の担当者と納期や仕様を調整してきました。受注後も相談を受けながら、使い方の改善まで関わる仕事を続けたいと考えています。入社後は商品と業務の流れを理解し、関係者との調整の経験を提案と導入支援に生かします。

前職を辞めたい理由を長く書く代わりに、次の会社で続けたい仕事を示しています。引き継げる経験と、入社後に覚える知識を分けると、経験を過大に見せずに伝えられます。

担当していた範囲が問い合わせ対応までなら、提案や契約まで担当したように広げません。業務の境目を面接でも説明できる形にします。

転職:未経験の職種へ移る

採用ページで、問い合わせの内容を整理し、開発担当と連携して改善する仕事を知り、応募しました。前職の接客では、困っていることを聞き直し、担当者へ状況を伝える役割を担っていました。この経験を、サービスの使いにくさを整理する仕事に生かしたいです。業務に必要な知識を学びながら、問い合わせを正確に記録し、対応や改善につなげます。

未経験の業務を「即戦力としてすべてできる」⁠と⁠は書きません。前職との共通点を、聞く、整理する、伝えるといった行動で説明します。

学習していることを足すなら、実際に取り組んだ内容を書きます。これから学ぶ予定と、すでにできることを混ぜないようにします。

メーカー:品質を確かめる仕事を志望する

求人票に、製造工程の確認と不具合の原因調査を担当するとあり、品質管理の仕事を志望しました。実習では、完成品だけを見ると原因がわからず、作業の途中の記録を見直して手順の違いを確かめました。結果だけで判断せず、過程を確認する仕事に関心があります。入社後は製品と工程の知識を覚え、記録と現場の確認を丁寧に行います。

メーカーという業界への関心と、品質管理という職種への関心をつないでいます。「品質が高い会社だから」という褒め言葉だけで終わらせません。

開発職を志望するなら、同じ文章を流用せず、設計や検証など実際の募集業務に直します。工場での実習経験がなければ、経験の部分も自分の材料に替えます。

IT:開発と運用のつながりを書く

求人票で、業務システムの開発から運用時の改善まで関わると読み、志望しました。学習で作ったアプリでは、自分が使えるだけでは足りず、試してもらうと入力の手順で迷われることがありました。使う人の困りごとを確かめて直す開発を続けたいです。入社後は開発の手順と業務知識を身につけ、確認と修正を積み重ねながら担当範囲を広げます。

自分で作ったものがあるなら、何を作ったか、どこまで自分で行ったかを別途説明できるようにします。例文に合わせて制作経験を作る必要はありません。

求人にある「ITの仕事」⁠が⁠、開発、運用、利用者支援のどれなのかも見ます。採用された後の業務や就業場所がわからなければ、志望動機を書く前に聞きます。

営業職:相手の課題と提案をつなげる

採用ページで、お客様の業務を聞き、課題に合わせて提案を組み立てる営業と知り、志望しました。前職では、依頼された内容をそのまま受けるだけでなく、使う場面と納期を確認して提案していました。相手が困っている理由を把握してから話す仕事を続けたいです。入社後は商品と取引の流れを覚え、社内の担当者とも相談しながら、実行できる提案を行います。

「人と話すことが好き」⁠を⁠、仕事で行った行動に直した例です。営業には訪問先、商材、契約までの流れの違いがあります。今回の求人がどんな相手への営業かまで確かめます。

成果を追加するなら、記録で確認でき、外に出してよい内容だけを使います。顧客名や契約の詳細を書かなくても、提案の進め方は説明できます。

事務職:正確さを作業の手順で示す

求人票に、受注内容の入力と納期の確認、社内の連絡を担当するとあり、応募しました。前職では、依頼の内容を項目ごとに確認し、不明点を解消してから手続きを進めていました。周りが次の作業に移れるよう、情報をそろえる仕事にやりがいを感じています。入社後は受注から出荷までの流れを覚え、確認漏れのない処理と連絡に取り組みます。

「縁の下の力持ち」だけでは、何を任せられるかが見えません。入力、照合、連絡など、業務として伝わる言葉にします。

事務の名称が同じでも、経理、採用、営業支援などで必要な仕事は変わります。事務なら何でも同じとせず、担当範囲と使うシステムを調べて直します。

医療・福祉:担当できる範囲と連携を書く

採用ページで、利用者の日常の様子を職種間で共有し、支援を検討していると知り、志望しました。実習では、本人の希望を聞き、気づいた変化を担当者へ伝えることを意識しました。自分だけで判断せず、周囲と情報を共有して支援を続ける仕事をしたいです。入職後は施設の手順と担当業務を理解し、記録と報告を丁寧に行います。

実習を経験している人向けの例です。経験がなければ使わず、自分が仕事を調べた経緯と、できることをもとに書き直します。

資格が必要な仕事は、募集されている資格と自分の取得状況を確認します。無資格の業務から資格職の業務まで担当できるように書かないことです。実習で関わった人の病歴や家庭の事情を、応募書類に書く必要もありません。

ありがちなNG例と直し方

「理念に共感しました」だけで終わる

理念のどの部分が、自分の経験や仕事の希望とつながったかを書き足します。言葉を言い換えるだけでは理由は増えません。

利用者の話を聞いて支援を決めるという方針に関心を持ちました。実習で、支援する側の都合だけで進めると本人の希望とずれることを経験したためです。

方針の実際の文言を確認し、自分の解釈を会社の発言として書かないようにします。具体的な業務の説明があれば、そちらにもつなげます。

「成長できると思った」だけを書く

何ができるようになりたいか、それをどの業務で身につけたいかに直します。研修を受けられることだけを理由にすると、仕事を引き受ける話が抜けます。

顧客の要望を整理し、仕様の確認から導入後の対応まで進める力を身につけたいです。前職で担当してきた問い合わせ対応の経験を、今回の導入支援業務に生かします。

成長したいことが今回の募集業務と合っているかを見ます。会社にない仕事を期待しているなら、文章の言い方より応募先の選び直しが必要です。

「安定している」「待遇がよい」だけを書く

生活を守れる条件は、応募先を選ぶ理由です。無理に隠す必要はありません。ただし、それだけでは仕事内容への関心が伝わらないので、担当したい業務も入れます。

勤務地の条件が希望と合い、長く働けると考えて応募しました。受注処理と社内調整の業務では、前職で行ってきた確認と連絡の経験を生かせます。

勤務条件は求人票や書面で確かめます。厚生労働省の労働条件明示のルールの案内⁠も読み、仕事内容と勤務地の変更の範囲を確認します。希望する条件が将来も変わらないと、自分だけで決めて書かないことです。

「前の会社ではできなかった」話が長い

前職の説明を短くし、応募先でやりたい仕事と使える経験に移します。「現職が嫌だから、どこでもよい」⁠と受け取られる文章になっていないかを見ます。

顧客対応の経験を、導入後の改善まで関わる仕事に広げたいと考えています。今回の求人に、問い合わせの整理と改善提案の業務が含まれていたため、志望しました。

退職理由と矛盾させないことも必要です。働く条件を変えたい話と、仕事内容を広げたい話が両方あるなら、質問に合わせて中心を変えます。整理のしかたは転職理由・退職理由の伝え方⁠で確認できます。

志望動機が思いつかないときは、会社選びの条件へ戻る

書けない理由が、言葉の問題とは限りません。仕事内容がわからない、自分が求める条件と合っていない、会社の知名度だけで選んでいる、といった理由もあります。

求人票から、担当したい仕事と、避けたい条件を抜き出します。どちらも出てこなければ、説明会や面接で仕事内容を聞きます。会社を選ぶ条件が曖昧なら、就活の軸の決め方のように、経験から条件を言葉にします。

他社にも当てはまる理由が入ること自体は問題ではありません。休日や勤務地、経験を生かせる仕事を複数の会社に求めるのは自然です。その条件がこの求人にもあると確認でき、仕事を担当したい理由がつながっているかを見ます。

「他社には絶対にない魅力」⁠を探すために、根拠のない業界順位や独自性を作らないことです。同業他社との違いがわからないなら、顧客や担当範囲、仕事の進め方を比べます。比較しても迷う点は、質問に残します。

応募前は、事実・募集業務・自分の言葉を点検する

書き終えた文章を、会社の情報、自分の経験、入社後の希望に分けて読み直します。会社の情報には出典を確認できるか、自分の経験には詳しく説明できるかを問いかけます。

点検するところ 書き直す必要がある状態
会社を選んだ事実 印象だけで、どの情報を見たか言えない
募集業務との一致 希望する仕事が、今回の職種に含まれていない
自分の経験 他の人の成果まで自分の行動として書いている
入社後の仕事 教えてもらう話だけで、担当する仕事がない
条件の確認 未確認の制度を、自分にも適用されると決めている

指定された文字数があれば、その範囲に収めます。長すぎるときは、会社の沿革、商品紹介、経験の細かな背景から削ります。会社が知っている説明を残すために、自分の行動を削らないことです。

書類では応募先を「貴社」⁠、面接で話すときは「御社」⁠とするのが一般的です。医療機関や施設などでは相手に合う呼び方を使います。例文より硬い言葉にしようとせず、普段の言葉で意味が通る文章に直します。

最後に声に出して読みます。意味を説明できない言葉は言い換え、面接で追加の質問を受けたら話せる事実だけを残します。会社の事実、自分の経験、入社後の仕事がつながったところで、応募する理由が伝わる文章になります。

よくある質問

志望動機は何を書けばいいですか?

企業研究で見つけた会社を選ぶ事実、自分の経験や会社選びの軸、入社後にやることです。採用ページの感想だけで終えず、自分がその仕事を選ぶ理由とつなげます。

新卒で仕事の実績がなくても書けますか?

学業、実習、アルバイト、課外活動などで、自分が考えて動いた経験を書けます。経験の大きさより、何に困り、どう行動したかを具体的にします。経験していない成果を加える必要はありません。

転職の志望動機と退職理由は同じですか?

退職理由は前の職場を離れる理由、志望動機は応募先を選ぶ理由です。次に求める条件はつながりますが、志望動機では応募先の仕事内容と、自分が生かせる経験に話の中心を置きます。

志望動機が思いつかないときはどうしますか?

求人票の仕事内容を読み、担当したい業務に印を付けます。その仕事を選ぶ理由になる自分の経験を探し、応募先の業務とつなげます。仕事内容がわからないなら、書き始める前に会社へ質問します。

待遇がよいことを志望動機にしてもいいですか?

待遇は会社を選ぶ理由です。ただ、休日や給与だけでは、なぜその仕事を担当したいかが伝わりません。必要な勤務条件は確認したうえで、応募する業務と生かせる経験も書きます。

例文をそのまま使ってもいいですか?

使わずに、自分と応募先の事実へ直します。このページの例文は書き方を示すために作ったもので、実在する求人や採用実績の引用ではありません。面接で詳しく聞かれても説明できる内容だけを残します。

気になる会社の「ホント」⁠を⁠、会社に聞いてみませんか。

残業、休み、評価のしかた、職場の雰囲気。求人票に書いていないことを質問すると、会社に回答をお願いして、届いた答えをこのサイトに載せます。まだ載っていない会社にもリクエストできます。無料で、名前やメールアドレスは会社に伝わりません。

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