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転職のタイミング:ボーナス・退職日・入社日の決め方

・ナギサコーポレーション(運営)

この記事の答え

  • 転職する月だけで有利不利は決まらない。令和7年雇用動向調査の転職後の賃金は増加40.8%⁠、減少31.0%
  • ボーナスは査定期間と支給日在籍要件を分ける。退職日、最終出勤日、有給休暇、入社日を同じ予定表に置く
  • 厚生年金は退職翌日に資格喪失。月末退職なら翌月1日⁠が資格喪失日で、退職月分までの保険料が必要

口コミや求人票ではわからないことは、会社に直接聞けます。まだ載っていない会社にも質問をリクエストできます。名前は会社に伝わりません。

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転職のタイミングは、ボーナスの支給条件、有給休暇、引き継ぎ、退職日、入社日を並べて決めます。何月に移れば必ず得になる、という月は決められません。最新の厚生労働省、令和7年雇用動向調査では、転職後に賃金が増えた人は40.8%⁠、減った人は31.0%です。月を選ぶことだけで収入は決まらないため、内定先の条件を確かめてから日程を調整します。

先に辞める日を決めてから応募先を探すと、生活費や入社日の選択肢が狭まることがあります。在職中に動ける状況なら、応募と面接を進めながら、今の会社の退職手続と賞与規程を確認します。制度と資料の確認日は2026年10月23日です。個人の賞与額や保険料の有利不利は、契約や加入条件を見て確認します。

転職したい理由を次の会社で確かめる条件に直す

給料が理由なら、毎月の固定給、手当、賞与の条件を比較します。休みが理由なら、休日の数だけでなく、休める曜日と繁忙期を聞きます。今の問題を変えられる仕事が見つかったかどうかが、日程を決める前の確認です。

使う資料は、厚生労働省の令和7年雇用動向調査結果の概要、転職入職者の状況です。調査結果PDF⁠の表5は、令和7年⁠、2025年⁠に転職して入職した人が、前職を辞めた理由を示しています。

労働時間や休日などの条件が悪かったと答えた割合は、男性8.5%⁠、女性12.9%です。給料等収入が少なかったは、男性9.9%⁠、女性8.6%です。対象は前職が雇用者で、調査時も在籍している転職入職者です。辞めた後にまだ仕事が決まっていない人全体の理由ではありません。

これらの割合から、自分も同じ時期に辞めるべきだとは決められません。残業の負担を減らしたいなら、応募先の所定時間と部署の残業実績を確認します。給与を増やしたいなら、求人のモデル年収と、自分に提示される給与を分けて読みます。理由が解消しないまま日付だけを整えても、転職の目的は残ります。

賃金が増えた割合を契約期間別に比べる

同調査の表7から、転職の前後とも雇用期間の定めがない人と、前後とも定めがある人を比べます。賃金が増加した割合が高い順のランキングです。単位は%で、平均年収や中央値ではありません。令和7年⁠、2025年⁠の年間の転職入職者についての割合です。

順位 前職から現職への契約区分 賃金が増加
1 定めなしから定めなし 45.1%
2 定めありから定めあり 34.9%

出典:厚生労働省、令和7年雇用動向調査結果の概要、表7。前職が雇用者で調査時も在籍する転職入職者。自営業からの転職は含まず、就業形態が前職と異なる人を除く。

同じ区分で、賃金が減少した割合は、定めなしから定めなしで28.3%⁠、定めありから定めありで27.9%です。変わらない人や不詳の人もいます。増加の割合が高いから、その区分に移れば必ず給与が上がるという表ではありません。

この比較では、契約期間の有無だけを示しています。無期契約と正社員という名称が必ず一致するわけではなく、一般労働者とパートタイム労働者も含まれます。求人を読むときは、給与とあわせて契約期間、更新の条件、任される仕事を確認します。

全体の増加40.8%⁠、減少31.0%⁠、変わらない25.5%⁠は表6の値です。賃金変動不詳を含むため、この区分だけを足して全員分にはなりません。転職前後の比較を、特定の月に応募する効果や、自分の昇給の確率に置き換えないようにします。

ボーナスは査定期間と支給日在籍要件を別々に読む

ボーナスを受け取ってから移りたいなら、最初に今の会社の賞与規程を読みます。過去に支給された月だけでは足りません。今回の支給日、算定対象期間、支給対象者、査定の条件を分けて確認します。

厚生労働省の令和7年12月版モデル就業規則は、賞与を設けること自体は法律上の義務ではないとしたうえで、支給するなら対象時期や算定基準、査定期間、支払方法などを明確にすると説明しています。モデル規則PDF⁠の50条⁠と解説で確認できます。

同じ解説には、一定の日や賞与支給日に在籍している人を支給対象にする定めも可能とあります。査定期間を全部働いたから必ず受け取れるとは限りません。反対に、退職を伝えたらどの会社でも必ず支給対象から外れるというルールでもありません。自分の会社で何が定められているかを読みます。

賞与規程で見る欄 日程への影響
算定対象期間 どの期間の勤務を評価するか
支給日 いつ支払う予定か
在籍要件 どの日の在籍が条件か
査定の条件 評価や欠勤をどう反映するか
業績による変更 支給延期や不支給の定めがあるか

支給日在籍要件だけを満たしても、必ず満額になるとは言えません。算定対象期間の途中で入社した人や、評価の対象となる期間が短い人の扱いも確認します。賞与の金額を家計に入れるときは、過去の実績と確定した支給額を分けます。公的調査での平均はボーナスの平均⁠で確認できます。

退職の申出日と退職日を混ぜない

退職の意思を伝える日と、労働契約が終わる日は別です。退職の申出後も在籍する期間があります。賞与規程が在籍を条件にしているなら、申出日だけで自分が支給対象外だと判断しないことです。

ただし、退職予定者の査定や個別の支給条件に疑問があるときは、その根拠を確認します。会社の説明だけで納得できないなら、規程の該当箇所と回答を残して労働相談窓口に相談します。賞与が出たらいつ伝えてもよいと考えず、引き継ぎと退職手続の日程も合わせて調整します。

退職日より前に最終出勤日と有給の日を置く

退職日、最終出勤日、有給休暇を使う期間を、同じ日付として扱わないようにします。最終出勤の後に有給を取るなら、その間は在籍しています。退職日は最後に会社へ行く日とは限りません。

厚生労働省の有給休暇の解説は、年次有給休暇の権利が退職日で消滅すると説明しています。退職した後へ休暇を持ち越す予定にはできません。残日数、失効日、取得予定日を会社の記録で確かめ、引き継ぎの作業日と分けて書きます。

有給の日数だけを数えると、休日まで休暇として引いてしまうことがあります。勤務カレンダーで、所定休日と有給を使う所定労働日を区別します。既に申請した休暇や、退職前に到来する付与日も含め、給与担当や勤怠担当に残日数を確認します。

引き継ぎには、担当する仕事の一覧、進行中の案件、保管場所、次の担当者が確認する事項を整理します。作業を終える日と、引き継ぎ内容を相手が確認する日を分けると、最終出勤直前の手戻りを減らせます。実際の調整方法は退職前の有給消化⁠で整理しています。

引き継ぎを理由に退職日を動かす話は別に扱う

有給を申請した日をどう扱うかと、退職日を延ばす提案を受けることは別の話です。自分が合意している日程を明確にしたうえで、会社が何を変更したいのかを聞きます。口頭の話だけで次の入社日まで動かさないようにします。

会社から残業や休日出勤で引き継ぎを終えるよう求められたときは、仕事の範囲と時間を確認します。引き継ぎのためならどんな勤務も当然に必要、と受け取る必要はありません。担当を分ける、資料を先に渡すなど、実際に終わる段取りを相談します。

月末退職では翌月に社会保険の資格を失う

日本年金機構の資格喪失の案内は、退職による健康保険・厚生年金保険の資格喪失日を退職日の翌日としています。最終出勤日をもとに、自分で資格がなくなる日を早めないようにします。

厚生年金保険料の扱いは、日本年金機構の保険料のQ&A⁠で確認できます。通常は資格喪失日が属する月の前月分までを納めます。月末に退職すれば翌月1日⁠が資格喪失日になるため、退職した月分までの保険料が必要です。

月の途中の退職では、通常、退職月の厚生年金保険料を前の会社では納めない扱いになります。ただし、入社した月に退職するなど同月中の取得と喪失には別の扱いがあります。自分の加入日と退職日を確認せず、途中退職なら必ず前月分までと決めないことです。

給与から引かれる日と、保険料がどの月の分かも別です。同Q&Aは、月末退職時の給与から前月分と当月分の負担分が控除されることがあると説明しています。最後の給与が少なく見えたら、控除された額だけでなく、対象の月を給与担当に聞きます。

月末より前に辞めれば得とは限らない

前の会社の厚生年金保険料が退職月分までかからないことだけで、負担全体がなくなるとは言えません。次の会社で厚生年金に入るのか、間の期間に国民年金の手続が必要か、健康保険をどうつなぐかが残ります。

日本年金機構の退職後の年金は、退職後しばらく次の会社に入らないときなど、国民年金の第1号への手続が必要になることを案内しています。年齢や扶養の状況、同じ月に再就職するかなどで扱いが変わるため、個人の納付額は年金事務所等で確かめます。

健康保険も、前の会社の資格を失った後の加入先を確認します。国民健康保険、任意継続、家族の被扶養者などは、それぞれ条件や手続が違います。どれが使えるか、いくらになるかを、退職日だけで断定しないようにします。

退職日を早めると、賃金が支払われる期間も変わります。会社の控除が減ることだけに目を向けず、受け取る給与、次の加入先での負担、仕事のない期間の生活費を並べます。まだ確認していない保険料をゼロで計算しないことです。

入社日は最も早い日と希望する日を分けて伝える

応募先から入社できる日を聞かれたら、今の勤務先の退職手続と引き継ぎに必要なことを踏まえて伝えます。まだ会社と調整していない日を、確定日として約束しないようにします。可能な日程と、確定できる時点を分けて説明します。

たとえば「入社希望日は【希望日】⁠で⁠す⁠。現職の退職日と引き継ぎを調整中のため、【回答日】⁠ま⁠で⁠に確定してご連絡します⁠」⁠と伝えます。確認していない日付や期間を入れず、実際に調整できる範囲で書きます。

今の会社へ退職の意思を伝える前に、内定先の仕事内容、賃金、勤務地、契約期間、入社予定日が書面で示されているかを確認します。選考の最終段階に進んだことと、条件に合意して入社が決まったことは同じではありません。

退職の申出に必要な確認は、無期か有期かなどの契約でも違います。一律の日数を当てはめず、今の契約と就業規則を読みます。手続の整理は退職は何日前か⁠で確認できます。入社日がずれたときは、次の会社への連絡と、前の会社の退職日の扱いをそれぞれ確認します。

給与のない期間は最終給与と初回給与の間で数える

退職翌日に入社しても、給与の振込日が連続するとは限りません。前の会社と次の会社で、締日、支払日、入社月の計算方法が違うためです。初回給与がいつ、どの勤務期間について支払われるかを内定先に確認します。

前の会社では最終給与、未精算の交通費や経費、賞与や退職金があればそれぞれの支払時期を聞きます。次の会社では初回給与、通勤費の支給時期、試用期間中の条件を確認します。月額が同じでも、最初に受け取る額が満額とは限りません。

家計の予定には、確実に受け取る額と日を入れます。未確定の賞与や、受給できるか確認していない給付を生活費の前提にしないことです。転居や通勤経路の変更があるなら、その支出が給与より先に発生するかも確認します。

入社まで休む期間を設けたいなら、その期間に必要な保険や年金の手続も予定に入れます。休みを取れることと、前の会社に在籍したまま有給を取ることは扱いが違います。休む時間の長さだけでなく、どの立場で過ごす期間かを区別します。

面接の予定と退職の相談を同じカレンダーで管理する

在職中の応募では、面接の候補日、選考結果の連絡予定、条件が提示される時点を書きます。会社ごとに進み方が違うため、最終面接を受けた順に入社日を確約しないようにします。提示条件を読む時間と、今の会社で退職を相談する時間が残っているかも確認します。

応募先への連絡は、業務用のメールや勤務先の端末に頼らず、自分で確認できる連絡先で管理します。面接のための休暇と、退職前に使う有給を同じ残日数から考えるなら、使うたびに記録を更新します。退職前にまとめて休む予定だけを残して、選考中に使った分を引き忘れないようにします。

内定先から返答期限を示されたら、確認が必要な条件を整理して、その期限までに何を回答するかを伝えます。給与の内訳や入社日が未確定なら、どの情報がいつ示されるかを聞きます。条件が不明なまま承諾してから考える予定にすると、退職の相談まで進めた後で選び直す負担が大きくなります。

入社日の変更は関係する予定をまとめて更新する

引き継ぎや入社手続の都合で日程の変更が必要になったら、希望日と理由、回答できる時点を内定先へ早めに伝えます。先方から了承を得た内容を記録し、最初の労働条件の説明と食い違わないかを確認します。前の会社との合意も必要なら、そちらは別に確認します。

入社日だけを書き換えて終わらせず、初回給与の対象期間、社会保険の加入予定日、研修や健康診断などの予定を見直します。間に空白ができれば、保険や年金の切替を誰に相談するかも更新します。手続の要否を、前に聞いた別の日程の回答で済ませないことです。

予定が変わっても、確定した条件と希望は区別します。確認メモに回答を受けた日と内容を残しておけば、採用担当者と給与担当者の説明を照合できます。入社直前に慌てて日付を揃えるより、変更した条件がすべての手続に反映されたかを確かめます。

年齢と勤続年数だけで動く時期を決めない

今の会社に何年いたかは経験の説明に使えますが、一定年数になれば必ず転職したほうがよいという線引きにはなりません。任されていた仕事、できるようになったこと、次の職場で使える経験を具体的に整理します。

給与を理由に移るなら、今後の昇給の見込みと、内定先の提示条件を比べます。今の賞与だけを待ち続けると、希望する仕事の募集が終わることもあります。まだ出ていない将来の求人を前提にせず、現在進んでいる選考と現在の支給条件で判断します。

年齢別の転職入職率や賃金変動は転職と年齢の関係⁠で確認できます。統計の割合を見て応募を諦めるより、今回の募集でどんな経験を求めているかを確かめます。採用する時期は、会社ごとの欠員や仕事の計画でも変わります。

体調を崩している、暴力や強い嫌がらせがあるなど、仕事を続けること自体に問題があるときは、賞与や引き継ぎの都合だけで我慢する予定にしないことです。休養や相談を先に進め、仕事探しの日程とは分けて対応します。

退職と入社の予定表を求人票・面接で確かめる

予定表には【賞与の条件】【退職申出日】【最終出勤日】【有給の期間】【退職日】【入社日】【給与支払日】⁠を書きます。決まっている日と、会社と調整中の日を区別します。保険の資格を失う日や、切替の手続も横に記録すると、仕事と家計の空白を見落としにくくなります。

入社前に聞くのは、希望日に受け入れられるかだけではありません。配属先の繁忙期、研修の予定、入社直後に任される仕事、休暇の運用も聞きます。退職日をきれいにつなげても、次の職場で働く条件が希望と違えば、転職の理由は解消しません。

厚生労働省のしょくばらぼで、掲載された残業時間や有給の取得実績も確認します。数字がない項目は面接で配属予定先の状況を聞きます。公的統計の順位は個別の入社日や賞与額を保証しません。その会社の実際の数字は、求人票・面接・しょくばらぼで確かめます。

よくある質問

転職のタイミングは何月がよいですか?

一律には決まりません。厚生労働省の令和7年雇用動向調査表6では、転職後の賃金は増加40.8%⁠、減少31.0%です。この数字は特定の月に移れば得になることを示しません。希望する仕事の募集と、賞与・有給・退職日の条件で決めます。

ボーナスをもらってから退職できますか?

賞与規程で確認します。厚生労働省の令和7年12月版モデル就業規則50条⁠の解説は、一定の日に在籍する人を支給対象とする定めも可能としています。支給日だけでなく算定期間や査定条件も確認し、個人の受取額は断定しません。

月末に退職すると厚生年金はどうなりますか?

日本年金機構の入社・退職時の保険料Q&Aは、月末退職では翌月1日⁠に資格を喪失し、退職した月分まで厚生年金保険料を納めると説明しています。最終給与からの控除月数は、給与の締切日などでも変わります。

月末より前に辞めると社会保険料が得ですか?

一律には言えません。日本年金機構の保険料Q&Aでは、通常、厚生年金保険料は資格喪失月の前月分までです。ただし同月に加入して喪失したときの扱いや、その後の加入制度も確認します。退職後の国民年金は第1号への切替が必要になることがあり、会社の控除だけでは比較できません。

退職日と最終出勤日は同じですか?

同じとは限りません。厚生労働省の年次有給休暇の解説は、労働基準法39条⁠の休暇について説明し、退職日で権利が消滅するとしています。最終出勤後に有給を取るなら、その期間と退職日を分けて調整します。

契約期間によって転職後の賃金の変化は違いますか?

厚生労働省の令和7年雇用動向調査表7では、前後とも雇用期間の定めなしの人は増加45.1%⁠、前後とも定めありの人は増加34.9%です。就業形態が前職と異なる人は除かれています。個人の昇給の確率や転職する月の優劣を示す数字ではありません。

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