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岡山県の平均労働時間は月140.2時間:残業10.8時間【2025年】

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この記事の答え

  • 岡山県の総実労働時間は月140.2時間⁠、うち所定外労働時間(残業)⁠は10.8時間(2025年平均・事業所規模5人以上・パートを含む⁠)⁠。全国は135.1時間・9.8時間で、総実労働時間は長いほうから13番目、残業は3番目
  • 30人以上⁠の事業所では147.3時間⁠で4番目、残業13時間⁠で3番目。規模の大きい職場ほど全国との差が開く
  • 県の年報では、運輸業・郵便業が月174.4時間・残業25.2時間⁠で最も長い。製造業の中では金属製品製造業の残業が26.5時間

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岡山県の1か月⁠の総実労働時間は140.2時間⁠、うち残業にあたる所定外労働時間は10.8時間です(2025年平均・事業所規模5人以上・パートを含む⁠)⁠。全国は135.1時間・9.8時間でした。岡山県は47都道府県で総実労働時間が長いほうから13番目、残業は3番目です。厚生労働省の毎月勤労統計調査地方調査の2025年平均を、2026年10月26日⁠に原本のExcelで確かめました。全国の値は全国調査の結果で、47都道府県の地方調査を平均したものではありません。

5人以上⁠の残業10.8時間より長いのは、東京都の11.4時間⁠と愛知県の11時間だけです。30人以上⁠の事業所に絞ると、総実労働時間は4番目、残業は3番目まで上がります。ただ、平均が長いからといって、どの会社も残業が多いわけではありません。行きたい会社の残業の数字を見ます。岡山県の会社の数字は残業時間のランキングと岡山県の会社のランキング⁠で比べられます。

使う資料と、言葉の意味

使う資料は、厚生労働省の毎月勤労統計調査地方調査 2025年平均分結果概要です。各都道府県が集計した2025年1月から12月⁠の結果を、厚生労働省が表1〜表4にまとめています。

数えているのは、常用労働者1人あたりの1か月⁠の平均です。正社員などの一般労働者と、パートタイム労働者を合わせた値です。

言葉 中身
総実労働時間 実際に働いた時間の合計
所定内労働時間 就業規則の始業から終業までの間に働いた時間
所定外労働時間 早出・残業・休日出勤などで働いた時間
出勤日数 1か月⁠のうち、1時間でも働いた日の数

この記事では所定外労働時間を残業と呼びます。残業代が払われたかどうかではなく、働いた時間の数字です。

県の産業別の数字は、岡山県の統計分析課が出している令和7年⁠の年報(確報)⁠で確かめました。こちらには、製造業を業種ごとに分けた表もあります。

規模別:大きな職場では全国4番目

項目 5人以上 順位 30人以上 順位
総実労働時間 140.2時間 13番目 147.3時間 4番目
所定内労働時間 129.4時間 17番目 134.3時間 11番目
所定外労働時間 10.8時間 3番目 13時間 3番目
出勤日数 18日 18番目 18.3日 13番目
全国の総実労働時間 135.1時間 ― 141.1時間 ―
全国の所定外労働時間 9.8時間 ― 11.5時間 ―

5人以上では、所定内労働時間が17番目、出勤日数が18番目と、決まった時間はやや長めの位置です。そこに3番目の残業が加わり、総実労働時間は13番目になります。

30人以上⁠になると差がさらに開きます。総実労働時間147.3時間⁠は全国より6.2時間長く、残業13時間⁠は全国の11.5時間より1.5時間長い数字です。規模の大きい事業所ほど、全国との差が開いています。

製造業:労働時間も残業も全国5番目

岡山県の5人以上⁠の製造業で働く人は14万6,200人で、県の常用労働者72万9,100人⁠の2割⁠にあたります。

項目 5人以上 順位 30人以上 順位
総実労働時間 159.6時間 5番目 160時間 10番目
所定内労働時間 144.3時間 16番目 143.7時間 25番目
所定外労働時間 15.3時間 5番目 16.3時間 6番目
出勤日数 19.1日 9番目 19日 12番目
全国の総実労働時間 155.5時間 ― 157.5時間 ―
全国の所定外労働時間 13.4時間 ― 14.8時間 ―

5人以上⁠の製造業は、出勤日数19.1日⁠が9番目と多く、残業15.3時間⁠も5番目です。働く日が多く、1日⁠の残業も長い形です。30人以上では所定内労働時間が25番目まで下がり、残業の6番目が総実労働時間を押し上げています。

製造業の中の業種別

県の年報の第9表⁠と第7表には、製造業を業種ごとに分けた数字があります。5人以上・男女計の主な業種です。

業種 総実労働時間 所定外労働時間 出勤日数
金属製品製造業 178.3時間 26.5時間 20.2日
木材・木製品 169.4時間 14.5時間 19.8日
窯業・土石製品 168.1時間 11.5時間 21.2日
鉄鋼業 165.2時間 20.3時間 19.2日
輸送用機械器具 164.2時間 19.6時間 19.2日
プラスチック製品 161.4時間 13.9時間 18.8日
繊維工業 150.3時間 9.1時間 19日
食料品・たばこ 146.9時間 11.1時間 18.7日

金属製品製造業は残業が26.5時間で、製造業全体の15.3時間⁠を大きく上回ります。鉄鋼業は20.3時間⁠、輸送用機械器具は19.6時間です。一方、繊維工業は9.1時間⁠、食料品・たばこは11.1時間と、同じ製造業でも業種で倍以上の差があります。

窯業・土石製品は残業が11.5時間⁠と短めでも、出勤日数が21.2日⁠と多く、総実労働時間は168.1時間まで延びています。残業の時間だけでなく、休日の数も一緒に見る必要があります。

産業別の労働時間:運輸業が最も長い

同じ年報から、5人以上⁠の産業別の値を総実労働時間の長い順に並べました。

順位 産業 総実労働時間 所定外労働時間 出勤日数
1 運輸業・郵便業 174.4時間 25.2時間 20.2日
2 建設業 160.3時間 13.8時間 19.8日
3 製造業 159.6時間 15.3時間 19.1日
4 学術研究等 159.2時間 21.2時間 18.7日
5 情報通信業 156.8時間 15.5時間 18.3日
6 電気・ガス業 150.8時間 12.2時間 19.1日
7 金融業・保険業 145.9時間 10.6時間 18.6日
8 複合サービス事業 140.6時間 4.2時間 18日
9 教育・学習支援業 139.8時間 16時間 17日
9 その他のサービス業 139.8時間 9.5時間 17.9日
11 不動産業・物品賃貸業 138.3時間 13.3時間 17.7日
12 医療・福祉 137.3時間 4.7時間 18.5日
13 卸売業・小売業 127.1時間 7.3時間 17.6日
14 生活関連サービス等 125.1時間 5.2時間 17.3日
15 飲食サービス業等 78時間 3.5時間 12.8日

運輸業・郵便業は、総実労働時間も残業も県内で最も長い産業です。月174.4時間⁠を12倍すると2,092.8時間⁠になります。トラックやバスの運転の仕事では、残業の上限の決まりが他の仕事と違う扱いになっているので、求人を見るときは拘束時間や休日の数も確かめます。

教育・学習支援業は、総実労働時間は139.8時間⁠と県の平均並みなのに、残業が16時間あります。学術研究等も21.2時間です。産業全体の時間が短く見えても、残業の欄で別の顔が出ることがあります。

一番短いのは飲食サービス業等の78時間です。働く人の多くが短い時間のパートで、1人あたりの平均が下がっています。

パートを含む平均と、一般労働者の時間

県の年報の第14表には、就業形態別の数字があります。5人以上⁠の調査産業計です。

区分 総実労働時間 所定外労働時間 出勤日数 常用労働者
一般労働者 163.5時間 14.3時間 19.6日 51万7,877人
パートタイム労働者 83.1時間 2.2時間 14.2日 21万1,252人

人数から計算すると、パートタイム労働者は常用労働者の29.0%です。正社員などフルタイムで働く人に近いのは、一般労働者の163.5時間⁠と残業14.3時間です。全体の平均140.2時間より23.3時間長く、残業も3.5時間多くなります。

産業ごとの一般労働者の時間では、運輸業・郵便業が186時間・残業28.4時間⁠と特に長くなっています。製造業の一般労働者は164.5時間・残業16.4時間⁠、卸売業・小売業は164.9時間・残業12.3時間です。卸売業・小売業は全体では127.1時間⁠と短い産業ですが、正社員に近い一般労働者では製造業とほぼ同じ時間働いています。

男女別では、5人以上⁠の調査産業計で男が154.1時間・残業15.4時間⁠、女が125.2時間・残業5.9時間でした(年報の第9表)⁠。

年間に直すと1,682.4時間

1か月⁠の平均を年間に直すときは、12倍します。

140.2時間 × 12 = 1,682.4時間 10.8時間 × 12 = 129.6時間

全国の135.1時間 × 12 = 1,621.2時間より61.2時間長い計算です。一般労働者の163.5時間なら163.5時間 × 12 = 1,962時間⁠、製造業なら159.6時間 × 12 = 1,915.2時間です。

どれも月の平均を12倍した目安で、県が年間の値として公表したものではありません。年間休日から働く日数を出す方法は年間労働日数の平均⁠に書いています。全国の時間の見方は平均勤務時間に、全国の業界別の残業は残業が少ない業界ランキング⁠にまとめています。

給与は全国11番目、詳しくは平均年収の記事で

同じ調査の5人以上⁠の岡山県の現金給与総額は月33万6,066円で、47都道府県で11番目でした。年齢別・業種別の年収は岡山県の平均年収⁠で並べています。

パートで働く人は岡山県の最低賃金とパートの平均時給を、仕事の探しやすさは岡山県の有効求人倍率⁠を見ると、時間と収入と求人の関係がつかめます。

長時間の職場かどうか、面接で聞くこと

岡山県は残業が全国でも長い県です。だからこそ、応募先の数字を自分で確かめる価値があります。求人票の「月平均残業」⁠は会社全体の平均か、配属予定の部署の平均かを聞きます。

確かめること 聞き方の例
配属先の残業 配属予定の部署で、昨年の月平均の残業は何時間でしたか
忙しい時期 残業が最も多い月は、何時間くらいになりますか
休日出勤 休日出勤はありますか。その後の代休はどう取っていますか
固定残業代 固定残業代は何時間分で、超えた分はどう払われますか

製造業の交替勤務や運輸業の早朝勤務では、所定内の時間の中に夜間や早朝が入ることがあります。時間の長さと一緒に、勤務の時間帯も確かめます。

その会社の実際の数字は、求人票・面接・しょくばらぼで確かめる

県の平均でわかるのは、岡山県全体と産業の位置だけです。同じ産業でも、残業を減らしている会社はあります。会社の数字は、ランキングで並べて比べます。

岡山県の残業時間のランキングでは、会社が公表した残業の数字を並べています。県全体の比較は岡山県の会社のランキングから開けます。市ごとには岡山市⁠・倉敷市・津山市のページがあります。

ランキングの数字は、会社が厚生労働省のしょくばらぼなどで公表したものです。対象が正社員だけか、全員かは会社によって違います。気になる会社があれば、面接で配属先の残業を聞き、内定時の労働条件の書面で最後に確かめます。

よくある質問

岡山県の平均労働時間は何時間ですか?

厚生労働省の毎月勤労統計調査地方調査(2025年平均)⁠で⁠、事業所規模5人以上⁠の岡山県の総実労働時間は月140.2時間です。所定内労働時間は129.4時間⁠、出勤日数は18日でした。パートタイム労働者を含む平均です。

岡山県の労働時間は全国より長いですか?

全国の135.1時間より5.1時間長く、47都道府県で長いほうから13番目です。30人以上⁠の事業所では147.3時間で、全国の141.1時間より6.2時間長く4番目でした。全国の値は全国調査の結果で、都道府県の地方調査の平均ではありません。

岡山県の残業時間の平均は何時間ですか?

同じ調査の5人以上で、所定外労働時間は月10.8時間です。全国の9.8時間より1時間長く、47都道府県で3番目でした。30人以上では13時間で、こちらも3番目です。

岡山県の製造業の労働時間は?

5人以上⁠の製造業は月159.6時間⁠、残業15.3時間で、どちらも47都道府県で5番目に長い数字です。県の年報では、製造業の中で金属製品製造業が178.3時間・残業26.5時間⁠、鉄鋼業が165.2時間・残業20.3時間でした。

岡山県の年間労働時間は何時間ですか?

月の総実労働時間140.2時間⁠を12倍すると1,682.4時間です。残業は10.8時間 × 12 = 129.6時間です。月の平均を12倍した計算で、県が年間の値として公表した数字ではありません。

会社ごとの残業時間はどこで見られますか?

県の平均では会社の差はわかりません。会社が公表した残業や有給の数字は、厚生労働省のしょくばらぼや求人票で確かめます。このサイトでは、岡山県の会社を残業時間で並べたランキングにまとめています。

気になる会社の「ホント」⁠を⁠、会社に聞いてみませんか。

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