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福岡県の平均労働時間は月135.6時間:残業9.1時間【2025年】

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この記事の答え

  • 福岡県の総実労働時間は月135.6時間⁠、残業(所定外労働時間)⁠は9.1時間(2025年平均・事業所規模5人以上・パートを含む⁠)⁠。全国は135.1時間・9.8時間
  • 総実労働時間は47都道府県で長いほうから33番目、残業は24番目。九州・沖縄の8県の中では、総実労働時間が2番目に短い
  • 産業別では運輸業・郵便業が月167.0時間・残業22.1時間⁠で最も長い(福岡県の年報)⁠。一般労働者だけだと月161.8時間・残業12.4時間

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福岡県の1か月⁠の総実労働時間は135.6時間⁠、うち残業(所定外労働時間)⁠は9.1時間です。厚生労働省の毎月勤労統計調査地方調査の2025年平均で、事業所規模5人以上⁠、パートタイム労働者を含む1人あたりの値です。全国は135.1時間・9.8時間で、福岡県の総実労働時間は47都道府県で長いほうから33番目、残業は24番目でした。

愛知・大阪・神奈川・埼玉・兵庫・京都・福岡の7府県で比べると、総実労働時間が全国を上回るのは福岡県だけです。所定内労働時間が全国より1.2時間長く、残業は0.7時間短い。決まった時間をきちんと働き、残業は全国より少なめ、という形です。

ただし県の平均は、1つ⁠の会社の働き方を表す数字ではありません。応募先を選ぶときは、会社ごとの残業の数字を見ます。会社の数字は福岡県の会社を残業時間が少ない順に並べたランキング⁠で比べられます。勤務地が決まっているなら福岡市の比較表もあります。

数字は、厚生労働省と福岡県が公表している Excel と PDF を2026年10月26日⁠に開いて確かめました。

福岡県の労働時間と残業時間:5人以上⁠の事業所

使う資料は、厚生労働省の毎月勤労統計調査地方調査、2025年平均の結果概要です。47都道府県の値が表1(事業所規模5人以上・調査産業計⁠)⁠のExcel⁠に並んでいます。

総実労働時間は、所定内労働時間と所定外労働時間の合計です。所定外労働時間は、決まった時間の外で働いた時間で、残業のほか早出や休日出勤も入ります。この記事ではこれを残業と呼びます。

項目 福岡県 47都道府県での順位 全国
総実労働時間 135.6時間 33位 135.1時間
所定内労働時間 126.5時間 31位 125.3時間
所定外労働時間 9.1時間 24位 9.8時間
出勤日数 17.7日 30位 17.4日

全国の値は全国調査の結果で、都道府県の地方調査の平均ではありません(厚生労働省の注記)⁠。

全国を上回るのに33番目なのは、地方の県の多くが全国より長い時間で働いているためです。47都道府県の真ん中(24番目)⁠は137.5時間で、福岡県はそれより1.9時間短いところにいます。

九州・沖縄の比較:福岡県は総実が2番目に短い

県 総実 順位 所定外 順位
佐賀 141.7時間 5位 9.5時間 20位
熊本 141.3時間 8位 9.0時間 25位
鹿児島 140.8時間 11位 8.7時間 35位
宮崎 137.5時間 23位 7.1時間 47位
長崎 137.3時間 25位 8.3時間 39位
大分 137.3時間 25位 8.0時間 41位
福岡 135.6時間 33位 9.1時間 24位
沖縄 134.3時間 37位 7.9時間 44位

九州・沖縄の8県で、総実労働時間が福岡県より短いのは沖縄県だけです。一方で残業は、福岡県の9.1時間⁠が佐賀県に次いで2番目に長くなっています。九州の各県は、総実労働時間が長くて残業が短い県が多く、決まった時間の長さで総実が伸びています。

規模別:大きい事業所ほど残業が長い

項目 福岡県 47都道府県での順位 全国
総実労働時間 140.0時間 34位 141.1時間
所定内労働時間 129.5時間 32位 129.6時間
所定外労働時間 10.5時間 26位 11.5時間
出勤日数 17.9日 30位 17.8日

30人以上⁠の事業所では、所定内労働時間が全国とほぼ同じで、残業が1.0時間短い分だけ総実労働時間が全国を下回ります。

福岡県の年報は、事業所の規模を4つ⁠に分けた値も出しています。

事業所規模 総実 所定外 出勤日数
500人以上 148.8時間 12.8時間 18.2日
100〜499人 139.5時間 9.8時間 18.0日
30〜99人 137.4時間 10.1時間 17.7日
5〜29人 129.2時間 7.1時間 17.4日

500人以上⁠の事業所は総実148.8時間・残業12.8時間で、5〜29人⁠の事業所より19.6時間長くなります。100〜499人⁠と30〜99人では、残業は30〜99人⁠のほうが0.3時間長い値でした。

製造業:残業は全国より1.0時間長い

福岡県の5人以上⁠の事業所の製造業で働く人は21万6,500人です。

項目 5人以上 順位 30人以上 順位
総実労働時間 157.3時間 15位 157.9時間 27位
所定内労働時間 142.9時間 25位 142.5時間 32位
所定外労働時間 14.4時間 10位 15.4時間 13位
出勤日数 19.0日 14位 18.7日 28位

福岡県の製造業は、5人以上⁠で全国より総実1.8時間⁠、残業1.0時間長くなっています。出勤日数も全国の18.7日より0.3日多い19.0日です。県全体では残業が全国より短いのに、製造業では全国より長い。この差は覚えておく価値があります。

産業別の労働時間:運輸業・郵便業が最も長い

福岡県の統計課が出している令和7年⁠の年報から、5人以上⁠の事業所の産業別の値を、総実労働時間の長い順に並べました。産業名は短くしています。

産業 総実 所定外 出勤日数
運輸・郵便 167.0時間 22.1時間 19.5日
建設業 165.0時間 14.8時間 20.1日
製造業 157.3時間 14.4時間 19.0日
複合サービス 154.8時間 10.0時間 18.9日
情報通信業 152.4時間 13.0時間 18.3日
電気・ガス・水道 151.7時間 13.9時間 18.9日
学術研究・専門技術 147.2時間 10.3時間 18.2日
不動産・物品賃貸 146.7時間 8.7時間 18.6日
金融・保険 145.1時間 11.3時間 18.1日
医療・福祉 134.0時間 3.7時間 18.1日
その他のサービス 128.7時間 8.2時間 17.3日
卸売・小売 127.4時間 7.1時間 17.4日
教育・学習支援 126.8時間 9.5時間 16.3日
生活関連・娯楽 124.0時間 4.7時間 16.7日
宿泊・飲食 86.3時間 4.1時間 13.9日
調査産業計 135.6時間 9.1時間 17.7日

運輸業・郵便業は総実167.0時間・残業22.1時間で、どちらも最も長い産業です。ただ、総実労働時間は前年比5.2%減、残業は20.5%減で、1年⁠で大きく減りました。出勤日数は建設業の20.1日⁠が最も多くなっています。

医療・福祉は総実134.0時間で、愛知県(122.9時間)⁠や大阪府(121.2時間)⁠の年報の値より10時間以上長い値です。残業は3.7時間⁠と短く、決まった時間の中で働く人が多い産業です。

パートを除くと、一般労働者は月161.8時間

福岡県の年報によると、常用労働者199万6,904人⁠のうち一般労働者は136万3,553人(68.3%)⁠、パートタイム労働者の割合は31.7%です。前年より1.5ポイント下がりました。

区分 総実 所定内 所定外 出勤日数
一般労働者 161.8時間 149.4時間 12.4時間 19.6日
パート 79.0時間 77.1時間 1.9時間 13.7日
男性 150.6時間 137.3時間 13.3時間 18.5日
女性 121.2時間 116.2時間 5.0時間 16.9日

正社員として応募するなら、一般労働者の161.8時間・残業12.4時間⁠が近い値です。年報では、一般労働者を100とするとパートタイム労働者の総実労働時間は48.8です。パートの人は、一般労働者の半分ほどの時間で働いています。

一般労働者だけで産業別に並べると、パートを含む平均とは順番が大きく変わります。福岡県の年報の統計表から、主な産業を総実労働時間の長い順に抜き出しました。

産業 一般労働者の総実 所定外 出勤日数
運輸・郵便 180.2時間 25.9時間 20.2日
宿泊・飲食 177.2時間 15.4時間 20.7日
建設業 170.7時間 15.7時間 20.5日
製造業 166.3時間 16.4時間 19.4日
生活関連・娯楽 164.7時間 7.8時間 20.5日
教育・学習支援 164.0時間 14.2時間 19.3日
卸売・小売 161.2時間 11.3時間 19.4日
医療・福祉 153.7時間 4.7時間 19.8日
金融・保険 150.8時間 12.4時間 18.4日

パートを含む平均では86.3時間⁠と最も短かった宿泊・飲食が、一般労働者だけだと177.2時間⁠で2番目に長くなります。出勤日数も20.7日⁠で最も多い値です。飲食店やホテルで正社員として働く人は、月に20日⁠を超えて出勤し、残業も15時間⁠を超えています。平均の短さだけを見て「時間の短い業界」⁠と考えると、実際と大きくずれます。

月の勤務時間の全国の平均は平均勤務時間で、年間休日から働く日数を出す方法は年間労働日数の平均⁠で説明しています。

年間に直すと1,627.2時間

月の値を12倍すると、1年⁠の時間になります。

135.6時間 × 12 = 1,627.2時間

9.1時間 × 12 = 109.2時間

全国は135.1時間 × 12 = 1,621.2時間で、福岡県は6時間長くなります。一般労働者の値で計算すると、161.8時間 × 12 = 1,941.6時間です。

給与と、ほかの県別の数字

同じ表1で、福岡県の現金給与総額は月32万7,037円で、47都道府県で18番目です。給料の水準は福岡県の平均年収で、年齢別や業種別にまとめています。

県の平均より、行きたい会社の残業を見る

福岡県は、県全体の残業が全国より短い一方で、製造業や運輸業・郵便業の残業は長い県です。産業と規模で差があるので、会社ごとの数字はもっと開きます。

カイシャのホントでは、会社が厚生労働省のしょくばらぼに公表している数字を、県と市ごとに並べています。

全国の業界ごとの残業は残業が少ない業界ランキング⁠にまとめています。

その会社の実際の数字は、求人票・面接・しょくばらぼで確かめる

求人票では、残業の目安の時間、固定残業代の時間、年間休日を合わせて見ます。休日が少ない会社は、残業が短くても総実労働時間が長くなります。休日の数の見方は年間休日の記事で説明しています。

面接では、「配属予定の部署の月平均の残業時間⁠」⁠と「休日出勤の回数」⁠を聞きます。工場や物流の仕事なら、交替勤務の有無と、夜勤の回数も確かめます。残業の上限の決まりは36協定で説明しています。

厚生労働省のしょくばらぼでは、会社が公表している月平均の残業時間、有給休暇の取得率、平均勤続年数などを見られます。候補が決まったら、久留米市のように勤務地の市の比較表でも並べてみます。

よくある質問

福岡県の平均労働時間は何時間ですか?

厚生労働省の毎月勤労統計調査地方調査(2025年平均)⁠で⁠、福岡県の事業所規模5人以上⁠の総実労働時間は月135.6時間です。所定内労働時間が126.5時間⁠、所定外労働時間が9.1時間で、パートタイム労働者を含む1人あたりの平均です。

福岡県の労働時間は全国と比べて長いですか?

総実労働時間は全国の135.1時間より0.5時間長く、47都道府県で長いほうから33番目です。所定内労働時間は全国より1.2時間長く、所定外労働時間は0.7時間短くなっています。決まった時間が長めで、残業は短めです。

福岡県の残業時間の平均は何時間ですか?

5人以上⁠の事業所で月9.1時間⁠、30人以上⁠の事業所で月10.5時間です。福岡県の年報によると、一般労働者の所定外労働時間は12.4時間⁠、男性は13.3時間⁠、女性は5.0時間です。

福岡県の製造業の労働時間はどれくらいですか?

5人以上⁠の事業所の製造業は、総実労働時間が月157.3時間⁠、所定外労働時間が14.4時間です。全国の製造業(155.5時間・13.4時間)⁠よ⁠り長く、所定外労働時間は47都道府県で長いほうから10番目です。出勤日数は19.0日です。

年間に直すと何時間ですか?

月の値を12倍すると、総実労働時間は135.6時間 × 12 = 1,627.2時間⁠、所定外労働時間は9.1時間 × 12 = 109.2時間です。一般労働者の161.8時間⁠で計算すると、161.8時間 × 12 = 1,941.6時間⁠になります。

会社ごとの残業時間はどこで見られますか?

厚生労働省のしょくばらぼで、会社が公表している月平均の残業時間を見られます。カイシャのホントでは、福岡県の会社をその数字で残業時間が少ない順に並べ、福岡市や北九州市の比較表も出しています。

気になる会社の「ホント」⁠を⁠、会社に聞いてみませんか。

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