会社に質問する無料・名前は会社に伝わりません

大阪府のパートの平均時給は1,658円:産業別・規模別・男女別【令和7年】

・ナギサコーポレーション(運営)

この記事の答え

  • 大阪府の短時間労働者の平均時給は1,658円(令和7年6月・企業規模10人以上・産業計・男女計⁠)⁠。全国の1,518円より140円高く、47都道府県で4番目
  • 男性は1,918円⁠で7番目、女性は1,539円⁠で3番目。小さい会社(10〜99人)⁠が1,980円⁠と最も高く、大きい会社ほど高い並びではない
  • 医療・福祉の男性は4,833円⁠と高い。卸売・小売は1,336円⁠、宿泊・飲食は1,274円で、よく見るパートの時給はこちらに近い

口コミや求人票ではわからないことは、会社に直接聞けます。まだ載っていない会社にも質問をリクエストできます。名前は会社に伝わりません。

気になる会社に質問をリクエストする

大阪府のパート・アルバイト(短時間労働者)⁠の平均時給は1,658円です。令和7年賃金構造基本統計調査(厚生労働省)⁠の1時間当たり所定内給与額で、令和7年6月分、企業規模10人以上⁠、産業計、男女計の値です。全国の1,518円より140円高く、47都道府県で4番目の高さでした。

男性は1,918円⁠で7番目、女性は1,539円⁠で3番目です。ただ、この1,658円⁠は医療・福祉と教育の高い時給を含んだ平均です。府内で働く短時間労働者の数が多いのは卸売・小売と宿泊・飲食で、それぞれの平均は1,336円⁠と1,274円でした。

府の平均が高くても、応募先の時給や働き方が高い水準とは限りません。会社ごとの残業時間や有給休暇の数字は、大阪府の会社を採用の数字で比べる⁠で並べて見られます。大阪市と堺市には市ごとの比較表もあります。

この記事の数字は、e-Stat の Excel と厚生労働省の資料を2026年10月26日⁠に開いて確かめたものです。

大阪府のパート平均時給は全国で4番目

数字をとった表は、厚生労働省の令和7年賃金構造基本統計調査、短時間労働者の都道府県別第1表です。e-Stat の岐阜〜和歌山のExcel⁠にある「大阪」⁠のシートを使いました。

この調査の短時間労働者は、1日⁠の所定労働時間か1週⁠の所定労働日数が、同じ事業所の一般の労働者より少ない人です。呼び名ではなく働く時間で分けています。1時間当たり所定内給与額には、残業代、深夜の割増、賞与は入りません。

区分 大阪府 全国 47都道府県での順位
男女計 1,658円 1,518円 4番目
男性 1,918円 1,769円 7番目
女性 1,539円 1,418円 3番目

男性も女性も、全国の平均を上回っています。女性は全国より121円高く、男性は149円高い値です。府全体の4番目という順位は、男女どちらかに偏ったものではありません。

全国の産業別や47都道府県の上位・下位はパートの平均時給⁠で見られます。

産業別:教育・学習支援業と医療・福祉は2,000円超

企業規模計(10人以上)⁠の産業別の値を、時給の高い順に並べました。労働者数の単位は十人で、「26,210」⁠は約26万2,100人です。

産業 男女計 男性 女性 労働者数(十人)
教育・学習支援業 2,759円 3,139円 2,497円 5,453
医療・福祉 2,487円 4,833円 1,938円 19,933
金融業・保険業 2,094円 2,560円 2,043円 1,162
情報通信業 1,982円 1,856円 1,999円 802
学術研究・専門・技術サービス業 1,931円 2,752円 1,472円 1,184
建設業 1,579円 1,699円 1,532円 775
生活関連サービス業・娯楽業 1,481円 1,508円 1,465円 4,792
複合サービス事業 1,439円 1,526円 1,385円 377
運輸業・郵便業 1,416円 1,507円 1,312円 3,123
不動産業・物品賃貸業 1,410円 1,355円 1,502円 2,632
製造業 1,385円 1,566円 1,299円 5,082
サービス業(他に分類されないもの) 1,369円 1,366円 1,370円 13,307
卸売業・小売業 1,336円 1,352円 1,330円 26,210
宿泊業・飲食サービス業 1,274円 1,287円 1,266円 19,764

医療・福祉は、府内で卸売・小売の次に働く人が多い産業です。この産業の平均2,487円⁠が府全体を押し上げています。女性の医療・福祉は1,938円で、男性の4,833円とは2,895円⁠の差があります。

教育・学習支援業は1日⁠の所定内の時間が4.3時間で、ほかの産業より短く働く産業です。時給が高くても、1日⁠に働く時間が短いと月の給料は大きくなりません。応募先を比べるときは、時給と1日⁠の時間をかけた額で見ます。

企業規模別:10〜99人⁠の会社が最も高い

企業規模 男女計 男性 女性 労働者数(十人)
1,000人以上 1,478円 1,513円 1,462円 42,894
100〜999人 1,558円 1,769円 1,455円 28,940
10〜99人 1,980円 2,695円 1,704円 32,786
企業規模計(10人以上) 1,658円 1,918円 1,539円 104,620

大阪府では、小さい会社の平均が最も高くなりました。10〜99人⁠の会社の1,980円には、医療・福祉の2,931円⁠が効いています。この規模で働く短時間労働者の35.7%⁠が医療・福祉で、その男性は7,233円です(同じシートの規模別の値と労働者数から計算⁠)⁠。

1,000人以上⁠の会社は1,478円で、3つ⁠の区分で最も低い値です。この規模では卸売・小売と宿泊・飲食で働く人が63.3%⁠を占めます。大きな会社のパートだから時給が高い、とはこの表からは言えません。

男女別:大阪府の女性は全国3番目

項目 男女計 男性 女性
1時間当たり所定内給与額 1,658円 1,918円 1,539円
年齢 45.4歳 42.3歳 46.7歳
勤続年数 6.2年 5.3年 6.6年
1日当たり所定内実労働時間 5.2時間 5.3時間 5.1時間
実労働日数(6月) 13.5日 12.8日 13.8日
年間賞与その他特別給与額 4万4,400円 3万8,700円 4万6,900円
労働者数(十人) 104,620 32,644 71,976

府内の短時間労働者のうち、女性は68.8%です。女性の平均年齢は46.7歳⁠、勤続年数は6.6年で、男性より年齢が4.4歳高く、勤続も1.3年長くなっています。年間の賞与も女性のほうが8,200円多い値でした。

女性の時給1,539円は、全国の女性1,418円より121円高い値です。女性の医療・福祉1,938円⁠、教育・学習支援業2,497円⁠が平均を押し上げています。女性の卸売・小売は1,330円⁠、宿泊・飲食は1,266円です。

平均の1,658円⁠はそのまま求人の相場にはならない

平均は、ごく一部の高い時給でも上に動きます。大阪府の男性の医療・福祉は4,833円で、府の男性全体の1,918円⁠の2.5倍です。同じ産業の中に医師のような時給の高い職種が入るため、高く出ます。男性の学術研究・専門・技術サービス業も2,752円で、平均年齢は59.4歳です。

一方、人数の多い産業の時給は次のとおりです。

  • 卸売業・小売業:1,336円(男性1,352円⁠、女性1,330円⁠)
  • 宿泊業・飲食サービス業:1,274円(男性1,287円⁠、女性1,266円⁠)
  • サービス業(他に分類されないもの):1,369円

卸売・小売と宿泊・飲食で働く人は、府の短時間労働者の43.9%です(労働者数から計算)⁠。コンビニ、スーパー、飲食店などのパートを探すなら、比べる相手は1,658円ではなく、1,274円⁠と1,336円⁠の値です。この表に中央値は載っていないので、「半分の人がいくら以下か」⁠は言えません。

宿泊・飲食で働く男性の平均年齢は25.9歳です。若い人の多い産業と、年齢の高い専門職の多い産業が、同じ平均の中に入っています。

最低賃金との差:調査時点の額より544円高い

令和7年6月⁠の時給と比べる相手は、令和6年10月1日⁠に発効した大阪府最低賃金の1,114円です。令和7年10月16日⁠に1,177円⁠、令和8年10月1日⁠に1,231円⁠へ上がっています。推移や特定最低賃金は大阪府の最低賃金⁠で見られます。

比べる額 時給 産業計の平均1,658円との差
令和6年度の最低賃金(調査時点) 1,114円 544円
令和8年度の最低賃金(令和8年10月1日から) 1,231円 427円
卸売業・小売業の平均 1,336円 −
宿泊業・飲食サービス業の平均 1,274円 −

府全体の平均では最低賃金との差は大きく見えます。ところが宿泊・飲食の平均1,274円⁠と令和8年度の1,231円⁠の差は43円⁠、卸売・小売の1,336円⁠とでも105円です。調査のあとに最低賃金は2回上がっているので、令和7年6月⁠の時給のままでは今の額を下回る人もいます。最低賃金より低い時給の約束は無効で、会社は最低賃金の額で払わないといけません。

比べるのは、基本の時給です。通勤手当や残業の割増分を足して比べません。日給や月給の人が時給に直すやり方は時給の計算と最低賃金との比べ方⁠にあります。

平均の時給を年収に直すと

年収は「時給 × 1日⁠の時間 × 月の日数 × 12 + 年間賞与⁠」⁠で出します。大阪府の平均の値で計算します。

1,658円 × 5.2時間 × 13.5日 × 12 = 1,396,699円

1,396,699円 + 44,400円 = 1,441,099円

6月⁠の日数がずっと続くと考えた計算で、平均を掛け合わせた額です。調査が年収を集計した値ではありません。女性の平均(1,539円⁠、5.1時間⁠、13.8日⁠、賞与4万6,900円⁠)⁠で同じ計算をすると134万6,678円です。

この額は扶養の壁にかかる水準です。税金の線は103万円の壁⁠で確かめます。勤め先の社会保険は106万円の壁で、家族の健康保険の扶養は130万円の壁で、それぞれの線を見ます。時給が上がった年は、同じシフトでも年収が増えるので、計算をやり直します。

正社員を含めた府の給料は大阪府の平均年収⁠で見られます。求人の多さは大阪府の有効求人倍率⁠にまとめています。

パートで応募するときも、残業と有給の数字を比べる

県の平均時給がわかっても、応募先の働き方はわかりません。急なシフトの延長が多い職場もあれば、決まった時間で帰れる職場もあります。残業の数字の見方は残業時間の平均⁠にまとめています。

カイシャのホントの大阪府のページでは、しょくばらぼで会社が公表した数字を比べられます。

公表の数字が正社員だけを数えたものか、パートを含むものかは会社によって違います。パートで働く人の数字かどうかを確かめてから比べます。

その会社の実際の数字は、求人票・面接・しょくばらぼで確かめる

求人票で見るのは、基本の時給、昇給の条件、1日⁠の時間と週の日数、交通費の扱いです。「時給【金額】⁠円⁠〜⁠」⁠と幅がある書き方なら、自分の経験だとどの額から始まるのかを聞きます。研修中の時給が別か、土日や夜の加算があるかも確かめます。

面接では「今いるパートの方は、週に何日、1日何時間くらい入っていますか⁠」⁠と聞くと、求人票の時間と実際の働き方の違いがわかります。扶養の範囲で働きたいなら、年末にシフトを減らせるかも聞いておきます。

会社が公表した平均残業時間や有給休暇の取得率は、厚生労働省のしょくばらぼ⁠に載っています。どの順に調べるかは企業研究のやり方⁠を見てください。

候補が決まったら、大阪府の会社を採用の数字で比べる⁠で数字を並べます。東大阪で探すなら東大阪市の比較表もあります。

よくある質問

大阪府のパートの平均時給はいくらですか?

厚生労働省の令和7年賃金構造基本統計調査(短時間労働者・都道府県別第1表)⁠で⁠、大阪府の1時間当たり所定内給与額は1,658円です。令和7年6月分、企業規模10人以上⁠、産業計、男女計の平均で、残業代と賞与は入っていません。

大阪府のパート時給は全国で何番目ですか?

47都道府県の男女計を高い順に並べると4番目です。神奈川1,819円⁠、東京1,779円⁠、茨城1,718円⁠に次ぐ値で、全国の1,518円(同じ調査の第11表)⁠を140円上回ります。近畿では京都1,580円⁠、兵庫1,448円より高い値です。

大阪府で時給が高いパートの産業はどこですか?

労働者数が1,000人以上⁠と推計される産業では、教育・学習支援業2,759円⁠、医療・福祉2,487円⁠、金融業・保険業2,094円⁠の順です。最も低いのは宿泊業・飲食サービス業の1,274円で、卸売業・小売業は1,336円です。

大阪府のパートの時給に男女差はありますか?

男性1,918円⁠、女性1,539円で、差は379円です。全国の差351円より大きい値です。男性の医療・福祉が4,833円⁠と高いことが大きく、卸売・小売は男性1,352円⁠、女性1,330円⁠でほとんど差がありません。

大阪府の最低賃金とパートの平均時給の差はいくらですか?

調査時点(令和7年6月)⁠の大阪府最低賃金は令和6年度の1,114円で、平均1,658円との差は544円です。令和8年10月1日からは1,231円で、宿泊業・飲食サービス業の平均1,274円との差は43円です。

大阪府のパートの平均で年収を計算するといくらですか?

時給1,658円⁠、1日5.2時間⁠、6月⁠の実労働日数13.5日⁠を12か月分にして、年間賞与4万4,400円⁠を足すと144万1,099円です。平均どうしの計算で、103万円・106万円・130万円⁠の壁のどこにかかるかは、自分のシフトで計算し直します。

気になる会社の「ホント」⁠を⁠、会社に聞いてみませんか。

残業、休み、評価のしかた、職場の雰囲気。求人票に書いていないことを質問すると、会社に回答をお願いして、届いた答えをこのサイトに載せます。まだ載っていない会社にもリクエストできます。無料で、名前やメールアドレスは会社に伝わりません。

気になる会社に質問をリクエストする

あわせて読む