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神奈川県のパートの平均時給は1,819円:産業別・規模別・男女別【令和7年】

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この記事の答え

  • 神奈川県の短時間労働者の平均時給は1,819円(令和7年6月・企業規模10人以上・産業計・男女計⁠)⁠。全国の1,518円より301円高く、47都道府県で1番目
  • 男性は2,452円⁠で1番目、女性は1,567円⁠で2番目。男女の差は885円⁠と大きく、男性の医療・福祉5,776円⁠が平均を押し上げている
  • 卸売・小売は1,354円⁠、宿泊・飲食は1,323円⁠。働く人の47.0%⁠がこの2つ⁠の産業で、よく見るパートの時給はこちらに近い

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神奈川県のパート・アルバイト(短時間労働者)⁠の平均時給は1,819円です。もとは厚生労働省の令和7年賃金構造基本統計調査で、令和7年6月分の1時間当たり所定内給与額(企業規模10人以上⁠、産業計、男女計)⁠で⁠す⁠。全国の1,518円より301円高く、47都道府県の中で最も高い値でした。

ただし、この1位⁠は男性の時給の高さによるところが大きい数字です。男性は2,452円⁠で1番目ですが、女性は1,567円⁠で東京に次ぐ2番目です。男性の医療・福祉が5,776円⁠と高く、県全体の平均を引き上げています。スーパーや飲食店のパートに近い卸売・小売は1,354円⁠、宿泊・飲食は1,323円でした。

県の平均が全国一でも、応募先の時給や働きやすさは会社ごとに違います。会社の残業時間や有給休暇の数字は、神奈川県の会社を採用の数字で比べる⁠で並べて見られます。横浜市や川崎市には市ごとの比較表もあります。

数字は、e-Stat の Excel と厚生労働省の資料で2026年10月26日⁠に確かめました。

神奈川県のパート平均時給は47都道府県で1番目

使ったのは、厚生労働省の令和7年賃金構造基本統計調査、短時間労働者の都道府県別第1表です。e-Stat の埼玉〜長野のExcel⁠の「神奈川」⁠のシートに、県の数字があります。

この調査の短時間労働者とは、1日⁠の所定労働時間が同じ事業所の一般の労働者より短い人か、1週⁠の所定労働日数が少ない人のことです。1時間当たり所定内給与額は、毎月決まって払われる所定内給与を、所定内の実労働時間で割った額です。残業代と賞与は入りません。

区分 神奈川県 全国 47都道府県での順位
男女計 1,819円 1,518円 1番目
男性 2,452円 1,769円 1番目
女性 1,567円 1,418円 2番目

男女計の2番目は東京の1,779円で、神奈川との差は40円です。男性の2番目は茨城の2,264円で、神奈川の男性はそれより188円高い値でした。女性の1番目は東京の1,672円で、神奈川の女性より105円高くなっています。

ほかの都道府県の上位・下位と、全国の産業別の数字はパートの平均時給⁠にあります。

産業別:医療・福祉が2,862円⁠で最も高い

産業ごとの時給(企業規模計・10人以上)⁠を高い順に並べています。労働者数は十人単位で、「21,862」⁠は約21万8,620人⁠の推計です。

産業 男女計 男性 女性 労働者数(十人)
医療・福祉 2,862円 5,776円 1,946円 21,862
教育・学習支援業 2,768円 3,364円 2,362円 5,198
情報通信業 2,471円 3,084円 1,911円 875
学術研究・専門・技術サービス業 2,036円 2,618円 1,835円 796
金融業・保険業 1,765円 2,181円 1,731円 797
建設業 1,650円 1,668円 1,619円 1,179
製造業 1,616円 2,038円 1,473円 3,508
生活関連サービス業・娯楽業 1,481円 1,473円 1,485円 4,098
運輸業・郵便業 1,458円 1,592円 1,400円 3,259
不動産業・物品賃貸業 1,408円 1,376円 1,430円 1,643
サービス業(他に分類されないもの) 1,390円 1,434円 1,368円 6,859
卸売業・小売業 1,354円 1,353円 1,354円 25,453
宿泊業・飲食サービス業 1,323円 1,319円 1,324円 19,008

神奈川県では、医療・福祉が産業別の1番目です。愛知や大阪では教育・学習支援業が1番目なので、ここが違います。医療・福祉で働く短時間労働者は県全体の23.1%で、卸売・小売の次に多い産業です。

製造業は1,616円ですが、男性2,038円⁠、女性1,473円⁠と差があり、製造業で働く人の74.6%⁠は女性です。

企業規模別:100〜999人⁠の会社が最も高い

企業規模 男女計 男性 女性 労働者数(十人)
1,000人以上 1,815円 2,446円 1,550円 46,455
100〜999人 1,941円 2,725円 1,630円 23,149
10〜99人 1,715円 2,195円 1,542円 25,044
企業規模計(10人以上) 1,819円 2,452円 1,567円 94,649

神奈川県は、どの規模でも1,700円⁠を超えています。1,000人以上⁠の会社でも1,815円⁠と高いのは、この規模の医療・福祉が3,019円で、男性は6,029円⁠になっているためです。この規模の短時間労働者の19.0%⁠が医療・福祉で働いています(同じシートの規模別の労働者数から計算⁠)⁠。

女性だけで見ると、規模による差は小さくなります。1,000人以上1,550円⁠、100〜999人1,630円⁠、10〜99人1,542円で、最も高い区分と低い区分の差は88円です。男性の差は530円あります。

男女別:男女の差は885円

項目 男女計 男性 女性
1時間当たり所定内給与額 1,819円 2,452円 1,567円
年齢 45.9歳 42.4歳 47.3歳
勤続年数 6.4年 5.1年 6.8年
1日当たり所定内実労働時間 5.2時間 5.2時間 5.2時間
実労働日数(6月) 12.7日 11.6日 13.1日
年間賞与その他特別給与額 5万6,000円 6万1,900円 5万3,700円
労働者数(十人) 94,649 26,948 67,701

神奈川県の短時間労働者の71.5%⁠は女性です。女性は男性より4.9歳上で、勤続年数は1.7年長く、6月⁠に働いた日数も1.5日多い値でした。1日⁠の時間は男女とも5.2時間⁠で同じです。

男女の差885円は、全国の351円⁠の2倍⁠を超えます。同じ仕事の男女で時給が違うという意味ではありません。卸売・小売では男性1,353円⁠、女性1,354円⁠、宿泊・飲食では男性1,319円⁠、女性1,324円で、ほとんど同じです。差の多くは、男性の医療・福祉と教育の高い時給から来ています。

平均の1,819円は、男性の医療・福祉に引き上げられている

神奈川県の男性の医療・福祉は5,776円です。女性の医療・福祉1,946円⁠の3倍近い額で、県の男性の平均2,452円⁠も大きく上回ります。この男性の人数は5,226(十人)⁠で⁠、医療・福祉で働く人の23.9%です。病院の医師のように、短い時間の勤務でも時給の高い職種が同じ産業に入るため、平均が高く出ます。

教育・学習支援業の男性3,364円⁠、情報通信業の男性3,084円⁠も高い値です。こうした人たちの時給が入ると、平均は多くの人の時給より上に動きます。

求人でよく見る時給に近いのは、働く人の多い次の産業です。

  • 卸売業・小売業:1,354円
  • 宿泊業・飲食サービス業:1,323円
  • サービス業(他に分類されないもの):1,390円

卸売・小売と宿泊・飲食で働く人は、県の短時間労働者の47.0%です(労働者数から計算)⁠。この2つ⁠の平均と県全体の1,819円⁠の間には、465円以上⁠の開きがあります。この表には中央値が載っていないため、真ん中の人の時給は出せません。

最低賃金との差:調査時点の額より657円高い

令和7年6月⁠の時点で効いていた神奈川県最低賃金は、令和6年10月1日発効の1,162円です。令和7年10月4日⁠に1,225円⁠、令和8年10月1日⁠に1,279円⁠になりました。推移と特定最低賃金は神奈川県の最低賃金⁠にまとめています。

比べる額 時給 産業計の平均1,819円との差
令和6年度の最低賃金(調査時点) 1,162円 657円
令和8年度の最低賃金(令和8年10月1日から) 1,279円 540円
卸売業・小売業の平均 1,354円 −
宿泊業・飲食サービス業の平均 1,323円 −

県全体では最低賃金を大きく上回って見えます。けれども宿泊・飲食の平均1,323円は、令和8年度の1,279円より44円高いだけです。卸売・小売の1,354円でも75円⁠の差です。最低賃金を下回る時給の約束は無効になり、最低賃金の額が払われる決まりなので、10月以降の時給が1,279円以上⁠になっているかを確かめます。

比べるのは基本の時給で、通勤手当や割増賃金は入れません。月給や日給を時給に直す計算は時給の計算と最低賃金との比べ方⁠で説明しています。

神奈川県の平均時給を年収にすると

時給から年収を出す式は「時給 × 1日⁠の時間 × 月の日数 × 12 + 年間賞与」⁠で⁠す⁠。神奈川県の平均の値を入れます。

1,819円 × 5.2時間 × 12.7日 × 12 = 1,441,521円

1,441,521円 + 56,000円 = 1,497,521円

6月⁠の日数で1年働いたと考えた計算で、平均を掛け合わせた額です。この調査に年収の平均が載っているわけではありません。女性の平均(1,567円⁠、5.2時間⁠、13.1日⁠、賞与5万3,700円⁠)⁠で計算すると133万4,628円です。

扶養の範囲で働く人は、年収が線を越えないかを先に計算します。見るのは3つ⁠の線です。税金は103万円の壁⁠にあります。勤め先の社会保険は106万円の壁に、家族の扶養は130万円の壁⁠に書いています。

正社員を含む県の給料の水準は神奈川県の平均年収⁠で見られます。求人の多さは神奈川県の有効求人倍率⁠で確かめられます。

時給が高い県でも、休みの取りやすさは会社で違う

時給が全国一の県でも、応募先の残業や休みの取りやすさは会社ごとに違います。パートでも、6か月続けて働き決められた日の8割以上出勤すれば、働く日数に応じた有給休暇がつきます。くわしくは有給休暇の平均と取得率⁠にまとめています。

会社がしょくばらぼに出した数字は、カイシャのホントで神奈川県の順位表にしています。

会社が公表する残業時間や有給の数字は、正社員だけを数えている場合があります。パートに当てはまる数字かは、面接で聞きます。

その会社の実際の数字は、求人票・面接・しょくばらぼで確かめる

求人票では、基本の時給と、時給が変わる条件を分けて読みます。「時給【金額】⁠円⁠〜⁠」⁠の幅がある求人なら、最初の時給と、上がる時期と基準を聞きます。土日や夕方の加算、研修中の時給、交通費の上限も確かめます。

面接では「この時間帯に入っている方は何人いて、休みの希望はどう出していますか⁠」⁠と聞くと、休みの取りやすさがわかります。週の時間が増えると社会保険に入る場合があるので、希望する時間と日数を最初に伝えます。

平均残業時間、有給休暇の取得率、平均勤続年数は、会社が厚生労働省のしょくばらぼ⁠で公表しています。調べ方の順番は企業研究のやり方⁠に書きました。

候補の会社が決まったら、神奈川県の会社を採用の数字で比べる⁠で数字を並べます。県の中央部で探すなら相模原市の比較表もあります。

よくある質問

神奈川県のパートの平均時給はいくらですか?

厚生労働省の令和7年賃金構造基本統計調査(短時間労働者・都道府県別第1表)⁠で⁠、神奈川県の1時間当たり所定内給与額は1,819円です。令和7年6月分、企業規模10人以上⁠、産業計、男女計の平均です。

神奈川県のパート時給は本当に全国1位ですか?

同じ表で47都道府県の男女計を高い順に並べると、神奈川1,819円⁠が1番目、東京1,779円⁠が2番目です。ただし男性の2,452円⁠が高いことが大きく、女性だけで見ると東京の1,672円⁠に次ぐ2番目の1,567円です。

神奈川県で時給が高いパートの産業はどこですか?

労働者数が1,000人以上⁠と推計される産業では、医療・福祉2,862円⁠、教育・学習支援業2,768円⁠、情報通信業2,471円⁠の順です。最も低いのは宿泊業・飲食サービス業の1,323円です。

神奈川県のパートは男女でどれくらい時給が違いますか?

男性2,452円⁠、女性1,567円で、差は885円です。全国の差351円⁠の2倍⁠を超えます。医療・福祉では男性5,776円⁠、女性1,946円で、卸売・小売は男性1,353円⁠、女性1,354円⁠とほぼ同じです。

神奈川県の最低賃金と比べるとどうですか?

調査時点(令和7年6月)⁠の神奈川県最低賃金は令和6年度の1,162円で、平均1,819円との差は657円です。令和8年10月1日からの1,279円⁠と比べると、宿泊業・飲食サービス業の平均1,323円⁠は44円高いだけです。

神奈川県のパートの平均から年収を出すといくらですか?

時給1,819円 × 1日5.2時間 × 6月⁠の実労働日数12.7日 × 12に、年間賞与5万6,000円⁠を足すと149万7,521円です。平均どうしの計算なので、扶養の壁(103万円・106万円・130万円⁠)⁠は自分の時給とシフトで計算します。

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