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埼玉県の平均労働時間は月131.9時間:残業9.7時間【2025年】

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この記事の答え

  • 埼玉県の総実労働時間は月131.9時間⁠、残業(所定外労働時間)⁠は9.7時間(2025年平均・事業所規模5人以上・パートを含む⁠)⁠。全国は135.1時間・9.8時間
  • 総実労働時間は47都道府県で長いほうから42番目、残業は14番目。働く人の38.6%⁠がパートで、平均が短く出ている
  • 産業別では運輸業・郵便業が月173.0時間・残業27.0時間⁠で最も長い(埼玉県の年報)⁠。総実労働時間は前年より0.6%増え、4年ぶりに増えた

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埼玉県の1か月⁠の総実労働時間は131.9時間⁠、うち残業(所定外労働時間)⁠は9.7時間です。厚生労働省の毎月勤労統計調査地方調査の2025年平均で、事業所規模5人以上⁠、パートタイム労働者を含む1人あたりの値です。全国は135.1時間・9.8時間で、埼玉県の総実労働時間は47都道府県で長いほうから42番目、残業は14番目でした。

総実労働時間が短めなのは、働く人の38.6%⁠がパートタイム労働者だからです。卸売・小売、宿泊・飲食、医療・福祉の3つ⁠の産業で、県内のパートの3分⁠の2を占めています。一方で、運輸業・郵便業は月173.0時間・残業27.0時間と、県の平均を大きく上回ります。

県の平均は、会社の働き方を表す数字ではありません。応募先を選ぶときは、会社ごとの残業の数字を見ます。会社の数字は埼玉県の会社を残業時間が少ない順に並べたランキング⁠で比べられます。勤務地が決まっているならさいたま市の比較表もあります。

数字は、厚生労働省と埼玉県が公表している Excel を2026年10月26日⁠に開いて確かめました。

埼玉県の労働時間と残業時間:5人以上⁠の事業所

使う資料は、厚生労働省の毎月勤労統計調査地方調査、2025年平均の結果概要です。47都道府県の値が表1(事業所規模5人以上・調査産業計⁠)⁠のExcel⁠に並んでいます。

総実労働時間は、所定内労働時間と所定外労働時間の合計です。所定外労働時間は、早出、残業、休日出勤などの時間です。この記事ではこれを残業と呼びます。

項目 埼玉県 47都道府県での順位 全国
総実労働時間 131.9時間 42位 135.1時間
所定内労働時間 122.2時間 41位 125.3時間
所定外労働時間 9.7時間 14位 9.8時間
出勤日数 17.0日 43位 17.4日

全国の値は全国調査の結果で、都道府県の地方調査の平均ではありません(厚生労働省の注記)⁠。

全国との差は、所定内労働時間の3.1時間⁠と出勤日数の0.4日です。残業は全国とほぼ同じなので、埼玉県の時間が短いのは、決まった時間で働く日と時間が少ないためです。

関東の比較:埼玉県は北関東より短い

都県 総実 順位 所定外 順位
栃木 138.8時間 16位 10.7時間 4位
茨城 138.7時間 17位 10.5時間 7位
群馬 137.6時間 20位 9.8時間 13位
東京 137.6時間 20位 11.4時間 1位
埼玉 131.9時間 42位 9.7時間 14位
神奈川 127.0時間 45位 10.0時間 11位
千葉 126.8時間 46位 8.6時間 37位

北関東の3県は、総実労働時間も残業も全国より長い県です。東京都を囲む埼玉・神奈川・千葉の3県は、総実労働時間が42〜46位⁠に並びます。埼玉県はその3県の中で最も長く、北関東とは5.7時間以上⁠の差があります。東京都の事業所に通って働く人は、東京都の数字に入ります。神奈川県の詳しい数字は神奈川県の労働時間⁠にあります。

大きい事業所でも残業は全国並み

項目 埼玉県 47都道府県での順位 全国
総実労働時間 137.7時間 39位 141.1時間
所定内労働時間 126.3時間 40位 129.6時間
所定外労働時間 11.4時間 15位 11.5時間
出勤日数 17.4日 41位 17.8日

埼玉県の年報では、パートタイム労働者の割合は5人以上⁠で38.6%⁠、30人以上⁠で34.1%です。30人以上⁠の事業所ではパートの割合が下がり、総実労働時間が5.8時間長くなります。残業の11.4時間は、全国の11.5時間⁠とほぼ同じです。

製造業:総実152.7時間⁠は全国より短い

埼玉県の5人以上⁠の事業所の製造業で働く人は36万5,800人で、47都道府県で6番目に多い人数です。

項目 5人以上 順位 30人以上 順位
総実労働時間 152.7時間 41位 155.0時間 39位
所定内労働時間 139.9時間 41位 140.9時間 42位
所定外労働時間 12.8時間 21位 14.1時間 24位
出勤日数 18.5日 40位 18.4日 44位

埼玉県の製造業は、所定内も所定外も全国より短めです。埼玉県の年報では、製造業で働く人のうちパートは22.4%で、県全体の38.6%より低い割合です。製造業の時間はパートの影響を受けにくく、フルタイムで働く人の時間に近い数字です。

産業別の労働時間とパートの割合

埼玉県の統計課が出している令和7年分の年報から、5人以上⁠の事業所の産業別の値を、総実労働時間の長い順に並べました。右の列は、その産業で働く人に占めるパートの割合です。産業名は短くしています。

産業 総実 所定外 パートの割合
運輸・郵便 173.0時間 27.0時間 19.2%
建設業 164.3時間 16.2時間 3.7%
情報通信業 157.8時間 17.4時間 9.9%
電気・ガス・水道 155.7時間 16.5時間 5.3%
製造業 152.7時間 12.8時間 22.4%
不動産・物品賃貸 146.7時間 12.5時間 24.7%
学術研究・専門技術 144.1時間 8.9時間 11.4%
複合サービス 140.9時間 6.6時間 20.8%
金融・保険 140.6時間 10.8時間 18.9%
その他のサービス 133.0時間 9.9時間 33.8%
医療・福祉 126.0時間 4.3時間 41.2%
卸売・小売 119.1時間 5.8時間 55.0%
生活関連・娯楽 114.9時間 6.8時間 57.1%
教育・学習支援 110.1時間 7.8時間 34.2%
宿泊・飲食 87.0時間 4.3時間 81.4%
調査産業計 131.9時間 9.7時間 38.6%

パートの割合が低い産業ほど、総実労働時間が長く並んでいるのが分かります。建設業はパートが3.7%で、総実164.3時間です。宿泊・飲食はパートが81.4%で、総実87.0時間です。産業の時間の差は、働き方の違いより、働く人の顔ぶれの違いを映している部分が大きい数字です。

その中で、運輸業・郵便業はパートが19.2%なのに、総実労働時間が最も長くなっています。所定外労働時間の27.0時間は、県の平均の2.8倍です。年報の指数では前年比65.5%増と、1年⁠で大きく伸びました。運輸業・郵便業で働く人は県内で18万3,265人います。

医療・福祉は働く人が37万1,523人で、製造業より多い産業です(同じ第4表)⁠。総実126.0時間・残業4.3時間で、パートの割合は41.2%です。

規模で見た産業別:運輸業・郵便業は残業28.1時間

同じ年報は、30人以上⁠の事業所の産業別の値も出しています。主な産業を、5人以上⁠の値と並べました。

産業 5人以上の総実 5人以上⁠の所定外 30人以上の総実 30人以上⁠の所定外
運輸・郵便 173.0時間 27.0時間 171.5時間 28.1時間
建設業 164.3時間 16.2時間 158.1時間 16.8時間
情報通信業 157.8時間 17.4時間 155.6時間 17.1時間
製造業 152.7時間 12.8時間 155.0時間 14.1時間
医療・福祉 126.0時間 4.3時間 131.1時間 4.5時間
卸売・小売 119.1時間 5.8時間 122.6時間 6.0時間
宿泊・飲食 87.0時間 4.3時間 93.5時間 5.8時間

製造業、医療・福祉、卸売・小売、宿泊・飲食は、30人以上⁠のほうが総実労働時間が長くなります。建設業は逆で、30人以上⁠のほうが6.2時間短い値です。事業所の大きさで時間がどちらに動くかは、産業によって違います。運輸業・郵便業はどちらの規模でも、残業が27時間⁠を超えています。

パートを含む平均の読み方

この記事の時間は、すべてパートを含む平均です。県内の常用労働者226万980人⁠のうち、パートタイム労働者は87万3,137人です。

パートを含む平均は、正社員の時間より短く出ます。正社員として応募するなら、パートの割合が低い産業の値(建設業、情報通信業、製造業など⁠)⁠のほうが、フルタイムの働き方に近い数字です。全国の一般労働者の時間は平均勤務時間で確かめられます。年間休日から働く日数を出す方法は年間労働日数の平均⁠で説明しています。

推移:労働時間は4年ぶりに増えた

年 総実 所定内 所定外
2021年 130.5時間 120.6時間 9.9時間
2022年 130.1時間 120.2時間 9.9時間
2023年 130.1時間 120.9時間 9.2時間
2024年 131.1時間 122.0時間 9.1時間
2025年 131.9時間 122.2時間 9.7時間

埼玉県の報道発表によると、2025年⁠の総実労働時間は前年比0.6%増で、4年ぶりの増加です(前年比は指数から出した値)⁠。所定外労働時間は前年比7.1%増でした。全国では総実労働時間が減っている年に、埼玉県は増えています。

年間に直すと1,582.8時間

月の値を12倍すると、1年⁠の時間になります。

131.9時間 × 12 = 1,582.8時間

9.7時間 × 12 = 116.4時間

埼玉県の年報は、総実と所定内をそれぞれ12倍して四捨五入し、その差を所定外としているため、1,583時間・117時間⁠と載せています。全国は135.1時間 × 12 = 1,621.2時間です。

給与と、ほかの県別の数字

同じ表1で、埼玉県の現金給与総額は月31万9,799円で、47都道府県で23番目です。給料の水準は埼玉県の平均年収で、年齢別や業種別にまとめています。

県の平均より、行きたい会社の残業を見る

県全体の残業は9.7時間でも、運輸業・郵便業は27.0時間です。同じ産業の中でも、会社によって残業は違います。

カイシャのホントでは、会社が厚生労働省のしょくばらぼに公表している数字を、県と市ごとに並べています。

全国の業界ごとの残業は残業が少ない業界ランキング⁠にまとめています。

その会社の実際の数字は、求人票・面接・しょくばらぼで確かめる

求人票では、残業の目安の時間、固定残業代の有無と時間、休日の決まり方を分けて見ます。シフト制の仕事なら、月の休みの日数と、休日出勤があったときの扱いも確かめます。

面接では、「配属予定の部署の月平均の残業時間⁠」⁠と「一番忙しい月の残業時間」⁠を聞きます。物流や配送の仕事なら、1日⁠の拘束時間と、荷物の多い時期の働き方も聞いておきます。残業の上限の決まりは36協定で説明しています。

厚生労働省のしょくばらぼでは、会社が公表している月平均の残業時間、有給休暇の取得率、平均勤続年数などを見られます。候補が決まったら、熊谷市のように勤務地の市の比較表でも並べてみます。

よくある質問

埼玉県の平均労働時間は何時間ですか?

厚生労働省の毎月勤労統計調査地方調査(2025年平均)⁠で⁠、埼玉県の事業所規模5人以上⁠の総実労働時間は月131.9時間です。所定内労働時間が122.2時間⁠、所定外労働時間が9.7時間で、パートタイム労働者を含む1人あたりの平均です。

埼玉県の労働時間は全国と比べてどうですか?

総実労働時間は全国の135.1時間より3.2時間短く、47都道府県で長いほうから42番目です。所定外労働時間は全国の9.8時間⁠とほぼ同じ9.7時間で、14番目です(宮城・山形・山梨と同じ値)⁠。

埼玉県の残業時間の平均は何時間ですか?

5人以上⁠の事業所で月9.7時間⁠、30人以上⁠の事業所で月11.4時間です。埼玉県の年報では、運輸業・郵便業が5人以上⁠で27.0時間⁠、30人以上⁠で28.1時間と、ほかの産業より大きく長くなっています。

埼玉県の製造業の労働時間はどれくらいですか?

5人以上⁠の事業所の製造業は、総実労働時間が月152.7時間⁠、所定外労働時間が12.8時間です。全国の製造業(155.5時間・13.4時間)⁠よ⁠り短く、総実労働時間は47都道府県で長いほうから41番目です。

年間に直すと何時間ですか?

月の値を12倍すると、総実労働時間は131.9時間 × 12 = 1,582.8時間⁠、所定外労働時間は9.7時間 × 12 = 116.4時間です。埼玉県の年報は、小数点以下を四捨五入する方法で1,583時間・117時間としています。

会社ごとの残業時間はどこで見られますか?

厚生労働省のしょくばらぼで、会社が公表している月平均の残業時間を見られます。カイシャのホントでは、埼玉県の会社をその数字で残業時間が少ない順に並べ、市ごとの比較表も出しています。

気になる会社の「ホント」⁠を⁠、会社に聞いてみませんか。

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