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兵庫県の平均労働時間は月128.5時間:残業8.9時間【2025年】

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この記事の答え

  • 兵庫県の総実労働時間は月128.5時間⁠、残業(所定外労働時間)⁠は8.9時間(2025年平均・事業所規模5人以上・パートを含む⁠)⁠。全国は135.1時間・9.8時間
  • 総実労働時間は47都道府県で長いほうから43番目。働く人の38.0%⁠がパートで、5〜29人⁠の事業所ではパートが45.0%⁠を占める
  • 一般労働者だけなら月161.3時間・残業13.3時間(兵庫県の年報)⁠。500人以上⁠の事業所は総実147.8時間・残業13.6時間と長い

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兵庫県の1か月⁠の総実労働時間は128.5時間⁠、うち残業(所定外労働時間)⁠は8.9時間です。厚生労働省の毎月勤労統計調査地方調査の2025年平均で、事業所規模5人以上⁠、パートタイム労働者を含む1人あたりの値です。全国は135.1時間・9.8時間で、兵庫県の総実労働時間は47都道府県で長いほうから43番目、残業は27番目でした。

短く見える理由は、パートで働く人の多さです。兵庫県の年報では、常用労働者の38.0%⁠がパートタイム労働者です。パートを除いた一般労働者に限ると、総実労働時間は月161.3時間⁠、残業は13.3時間⁠になります。

県の平均は、会社の働き方を表す数字ではありません。応募先を選ぶときは、会社ごとの残業の数字を見ます。会社の数字は兵庫県の会社を残業時間が少ない順に並べたランキング⁠で比べられます。勤務地が決まっているなら神戸市の比較表もあります。

数字は、厚生労働省と兵庫県が公表している Excel と PDF を2026年10月26日⁠に開いて確かめました。

兵庫県の労働時間と残業時間:5人以上⁠の事業所

使う資料は、厚生労働省の毎月勤労統計調査地方調査、2025年平均の結果概要です。兵庫県の値は表1(事業所規模5人以上・調査産業計⁠)⁠のExcel⁠の「兵庫」⁠の行にあります。

総実労働時間は、所定内労働時間と所定外労働時間を足した時間です。所定外労働時間は、残業、早出、休日出勤などで、決まった時間の外で働いた時間です。この記事ではこれを残業と呼びます。

項目 兵庫県 47都道府県での順位 全国
総実労働時間 128.5時間 43位 135.1時間
所定内労働時間 119.6時間 43位 125.3時間
所定外労働時間 8.9時間 27位 9.8時間
出勤日数 17.1日 42位 17.4日

全国の値は全国調査の結果で、都道府県の地方調査の平均ではありません(厚生労働省の注記)⁠。

兵庫県は、所定内労働時間が全国より5.7時間短く、所定外が0.9時間短い県です。出勤日数は0.3日少なくなっています。全国との差の多くは、決まった時間の短さから来ています。

総実労働時間が短い都府県:兵庫県は5番目

5人以上⁠の事業所の総実労働時間を、短い順に10番目まで並べました。順位は長い順の位置です。

都府県 総実 順位 所定外 出勤日数
奈良 125.0時間 47位 7.5時間 16.8日
千葉 126.8時間 46位 8.6時間 16.8日
神奈川 127.0時間 45位 10.0時間 16.4日
京都 128.3時間 44位 9.3時間 16.8日
兵庫 128.5時間 43位 8.9時間 17.1日
埼玉 131.9時間 42位 9.7時間 17.0日
滋賀 132.2時間 41位 10.2時間 17.2日
愛知 134.1時間 39位 11.0時間 17.2日
大阪 134.1時間 39位 9.0時間 17.4日
三重 134.2時間 38位 10.6時間 17.4日

総実労働時間が短い県には、大都市の周りの県が並びます。奈良、千葉、神奈川、埼玉は東京都や大阪府の隣の県です。兵庫県もその1つで、残業は8.9時間と、この10都府県の中では短いほうです。近畿のほかの府の数字は大阪府の労働時間と京都府の労働時間⁠にまとめています。

大きい事業所に絞ると順位は下がる

項目 兵庫県 47都道府県での順位 全国
総実労働時間 133.1時間 46位 141.1時間
所定内労働時間 123.0時間 46位 129.6時間
所定外労働時間 10.1時間 32位 11.5時間
出勤日数 17.3日 44位 17.8日

30人以上⁠の事業所に絞ると、全国との差は8.0時間⁠に広がり、順位も46番目に下がります。兵庫県の年報では、30人以上⁠の事業所でもパートの割合は33.4%あります。

規模別:大きい事業所ほど時間が長い

兵庫県の年報は、事業所の規模を4つ⁠に分けた値を、パートの割合と一緒に出しています。

事業所規模 総実 所定外 パートの割合
500人以上 147.8時間 13.6時間 19.7%
100〜499人 138.3時間 10.8時間 27.5%
30〜99人 123.2時間 8.2時間 43.6%
5〜29人 121.6時間 7.2時間 45.0%

大きい事業所ほどパートの割合が低く、総実労働時間も残業も長くなっています。500人以上⁠と5〜29人では、総実で26.2時間⁠、残業で6.4時間⁠の差です。5〜29人⁠の事業所で働く人は75万5,702人で、県の常用労働者の約39.8%⁠を占めます。この層の短い時間が、県全体の平均を下げています。

製造業:残業13.4時間⁠は全国の製造業と同じ

兵庫県の5人以上⁠の事業所の製造業で働く人は33万3,200人で、47都道府県で7番目に多い人数です。

項目 5人以上 順位 30人以上 順位
総実労働時間 153.8時間 36位 155.4時間 37位
所定内労働時間 140.4時間 39位 140.8時間 43位
所定外労働時間 13.4時間 16位 14.6時間 16位
出勤日数 18.7日 33位 18.6日 31位

製造業の残業は、5人以上⁠で全国と同じ13.4時間です。出勤日数も全国と同じ18.7日です。所定内労働時間が全国より1.7時間短い分だけ、総実労働時間が短くなっています。兵庫県の年報では、製造業で働く人のうちパートは13.3%で、前年より2.2ポイント下がりました。

産業別の労働時間:運輸業・郵便業が最も長い

兵庫県統計課の令和7年⁠の年報から、5人以上⁠の事業所の産業別の値を、総実労働時間の長い順に並べました。産業名は短くしています。

産業 総実 所定外 出勤日数
運輸・郵便 165.0時間 20.7時間 19.6日
建設業 161.6時間 13.6時間 20.5日
情報通信業 157.8時間 15.8時間 18.3日
製造業 153.8時間 13.4時間 18.7日
学術研究・専門技術 151.6時間 14.9時間 18.3日
電気・ガス・水道 150.9時間 10.0時間 19.1日
金融・保険 142.1時間 11.8時間 18.1日
複合サービス 139.2時間 7.4時間 17.9日
その他のサービス 137.6時間 10.0時間 17.7日
不動産・物品賃貸 135.2時間 10.3時間 17.0日
医療・福祉 120.3時間 4.8時間 16.6日
卸売・小売 117.8時間 6.0時間 16.8日
生活関連・娯楽 113.2時間 7.2時間 15.7日
教育・学習支援 103.9時間 5.9時間 15.0日
宿泊・飲食 83.4時間 3.9時間 13.3日
調査産業計 128.5時間 8.9時間 17.1日

運輸業・郵便業は総実165.0時間・残業20.7時間で、どちらも最も長い産業です。出勤日数は建設業の20.5日⁠が最も多く、月に20日⁠を超えて出勤しています。

卸売・小売は117.8時間で、兵庫県の年報ではパートの割合が54.7%です。医療・福祉は120.3時間で、パートの割合は39.1%でした。どちらも前年より総実労働時間が減っています(卸売・小売2.5%減、医療・福祉5.1%減⁠)⁠。

30人以上⁠の事業所の産業別の値も、同じ表2に載っています。主な産業では、製造業が総実155.4時間・残業14.6時間⁠、卸売・小売が117.5時間・5.9時間⁠、医療・福祉が130.8時間・6.1時間です。建設業は30人以上⁠になると残業が18.1時間⁠に増え、5人以上⁠の13.6時間より4.5時間長くなります。運輸業・郵便業は20.5時間で、規模によらず20時間⁠を超えています。金融・保険も30人以上では15.4時間と、5人以上⁠の11.8時間より長い値です。

同じ産業でも、勤め先の事業所が大きいか小さいかで、残業の時間は変わります。求人を見るときは、産業の名前だけでなく、事業所の人数も確かめます。

パートを除くと、一般労働者は月161.3時間

区分 総実 所定内 所定外 出勤日数
一般労働者(5人以上) 161.3時間 148.0時間 13.3時間 19.4日
パート(5人以上) 75.0時間 73.2時間 1.8時間 13.2日
一般労働者(30人以上) 159.7時間 145.7時間 14.0時間 19.1日
パート(30人以上) 80.0時間 77.8時間 2.2時間 13.7日

正社員として応募するなら、一般労働者の161.3時間・残業13.3時間⁠が近い値です。パートを含む平均の128.5時間より32.8時間長くなります。一般労働者の出勤日数は19.4日で、パートの13.2日より6.2日多くなっています。

兵庫県の年報では、男性のパートの割合は21.3%⁠、女性は54.0%です。女性の宿泊・飲食では87.3%⁠がパートです。男女や産業で、平均の時間の意味が変わることを覚えておきます。

月の勤務時間の全国の平均は平均勤務時間で、年間休日から働く日数を出す方法は年間労働日数の平均⁠で説明しています。

年間に直すと1,542時間

月の値を12倍すると、1年⁠の時間になります。

128.5時間 × 12 = 1,542時間

8.9時間 × 12 = 106.8時間

全国は135.1時間 × 12 = 1,621.2時間です。一般労働者の値で計算すると、161.3時間 × 12 = 1,935.6時間⁠、残業は13.3時間 × 12 = 159.6時間⁠になります。

給与と、ほかの県別の数字

同じ表1で、兵庫県の現金給与総額は月32万7,657円で、47都道府県で17番目です。給料の水準は兵庫県の平均年収で、年齢別や業種別にまとめています。

県の平均より、行きたい会社の残業を見る

兵庫県は、500人以上⁠の事業所と5〜29人⁠の事業所で、残業に6.4時間⁠の差があります。産業でも規模でも違うので、会社ごとの差はさらに大きくなります。

カイシャのホントでは、会社が厚生労働省のしょくばらぼに公表している数字を、県と市ごとに並べています。

全国の業界ごとの残業は残業が少ない業界ランキング⁠にまとめています。

その会社の実際の数字は、求人票・面接・しょくばらぼで確かめる

求人票では、残業の目安の時間と、固定残業代に含まれる時間を見ます。固定残業代の時間が、一般労働者の平均の13.3時間よりかなり長いなら、実際の残業がどのくらいかを面接で確かめます。

面接では、「配属予定の部署で、去年いちばん忙しかった月の残業は何時間でしたか⁠」⁠と聞きます。平均だけでなく、多い月の時間を聞くと働き方がつかめます。工場勤務なら、交替勤務の有無と、休日出勤の頻度も聞いておきます。残業代の計算のしかたは残業代の計算で確かめられます。

厚生労働省のしょくばらぼでは、会社が公表している月平均の残業時間、有給休暇の取得率、平均勤続年数などを見られます。候補が決まったら、尼崎市のように勤務地の市の比較表でも並べてみます。

よくある質問

兵庫県の平均労働時間は何時間ですか?

厚生労働省の毎月勤労統計調査地方調査(2025年平均)⁠で⁠、兵庫県の事業所規模5人以上⁠の総実労働時間は月128.5時間です。所定内労働時間が119.6時間⁠、所定外労働時間が8.9時間です。パートタイム労働者を含む1人あたりの平均です。

兵庫県の労働時間は全国と比べて短いですか?

全国の135.1時間より6.6時間短く、47都道府県で長いほうから43番目です。30人以上⁠の事業所に絞ると133.1時間で、46番目になります。働く人の38.0%⁠がパートタイム労働者で、平均の時間が短く出ています。

兵庫県の残業時間の平均は何時間ですか?

5人以上⁠の事業所で月8.9時間⁠、30人以上⁠の事業所で月10.1時間です。兵庫県の年報によると、パートを除いた一般労働者の所定外労働時間は、5人以上⁠で13.3時間⁠、30人以上⁠で14.0時間です。

兵庫県の製造業の労働時間はどれくらいですか?

5人以上⁠の事業所の製造業は、総実労働時間が月153.8時間⁠、所定外労働時間が13.4時間です。所定外労働時間は全国の製造業と同じ13.4時間で、47都道府県で長いほうから16番目です。製造業で働く人のうちパートは13.3%です。

年間に直すと何時間ですか?

月の値を12倍すると、総実労働時間は128.5時間 × 12 = 1,542時間⁠、所定外労働時間は8.9時間 × 12 = 106.8時間です。一般労働者の161.3時間⁠で計算すると、161.3時間 × 12 = 1,935.6時間⁠になります。

会社ごとの残業時間はどこで見られますか?

厚生労働省のしょくばらぼで、会社が公表している月平均の残業時間を見られます。カイシャのホントでは、兵庫県の会社をその数字で残業時間が少ない順に並べ、神戸市や姫路市などの比較表も出しています。

気になる会社の「ホント」⁠を⁠、会社に聞いてみませんか。

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